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Interstage Application Server V12.0.0 MessageQueueDirector説明書
FUJITSU Software

4.3.1 mqdsetup (環境を作成する)

名前

mqdsetup - MQDシステムを作成する。

形式

mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers] [ {-n | -p} ]

mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers]

機能説明

本コマンドは、MQDのシステム環境を新規に作成するコマンドです。


MQDのシステム環境の作成を行うことにより、MQDがWindows®のサービスとして登録されます。サービス名は、“MessageQueueDirector MQDシステム名”です。

以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。

-s sysname

作成するMQDのシステム環境の名前(MQDシステム名)を指定します。MQDシステム名は“MQD”で始まる8文字以内の英数字とアンダースコアで指定します。英字の大文字と小文字の区別はされません。英小文字は英大文字として扱われます。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。

-f filename

MQD環境定義ファイルのファイル名を指定します。

-g mqdusers


MQD利用者グループ名またはMQDを利用するユーザ名を指定します。このパラメタを省略した場合、Administratorsローカルグループのユーザと“SYSTEMアカウント”だけがMQDを運用できます。


MQD利用者グループ名を指定します。イベントチャネル連携サービスを使用する場合は、MQD利用者グループとInterstage運用グループを同一にしてください。このパラメタを省略した場合、MQD利用者グループ名はInterstage運用グループとなります。


{-n|-p}

MQDの起動形態を指定します。このパラメタを省略した場合は、MQDのサービス(MQDの拡張機能)の起動も行われます。未反映のサービス定義の反映は行われません。

-n

未反映のサービス定義を反映してからMQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動する

-p

MQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動しない

このパラメタで設定したMQDの起動形態は、以下のいずれかの場合に有効となります。

  • Windows®の[サービス]画面のスタートアップパラメタに何も指定せずにMQDを起動した場合

  • Windows®のサービスの[スタートアップ]画面でスタートアップの種類に“自動”を設定し、Windows®のシステム起動時にMQDを起動した場合

注意事項

使用例

MQD環境定義ファイル名 mqdenv.def、MQD利用者グループ名 mqdusers、MQDシステム名 MQD001 でMQDシステムを作成します。

mqdsetup -f mqdenv.def -g mqdusers