業務処理開始アプリケーションでは、待ち合わせ型フロー起動API(sendMessageSyncメソッド)または結果受信API(receiveMessageメソッド)を実行する場合、各監視時間の関係を以下のとおりに設定してください。
待ち合わせ型フロー起動API(sendMessageSyncメソッド)によりフローの処理結果を同期待ち合わせする場合
処理結果のメッセージの受信待ちタイムアウト時間 > フローのタイムアウト時間 + 業務処理実行 アプリケーションの想定される最大処理時間 + 余裕値 |
フローのタイムアウトの判定は、“■フローのタイムアウト”で示すように業務処理実行アプリケーションの呼び出し前と呼び出し後に行われます。この契機以外ではフローのタイムアウトの判定を行わないため、設定したフローのタイムアウト値で正確にフローのタイムアウトが発生しない場合があります。そのため、フローのタイムアウトの処理結果のメッセージを業務処理開始アプリケーションへ通知するまでには若干のタイムラグがあることを考慮し、処理結果のメッセージの受信待ちタイムアウト時間の設定値は、フローのタイムアウト時間の設定値に、業務処理実行アプリケーションの想定される最大処理時間および若干の余裕値を加えた時間を設定してください。
結果受信API(receiveMessageメソッド)によりフローの処理結果を非同期に参照する場合
イベントデータ生存時間 > 結果受信キューに格納するメッセージの有効期間 |
イベントデータ生存時間には、結果受信キューに格納するメッセージの有効期間より大きな値を指定しない場合、フロー定義で指定した結果受信キューに格納するメッセージの有効期間が経過する前にメッセージが削除されます。