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Interstage Business Application Server 12.0.0 オープンJavaフレームワークユーザーズガイド Java EE 7編
FUJITSU Software

6.3.3 Viewの作成

Strutsアプリケーションでは、Viewとして主にJSPが使用されます。

そのため、StrutsではJSPの開発をサポートするカスタムタグライブラリを提供しています。

カスタムタグライブラリにより、HTMLタグとコードの混在が軽減され、可読性およびメンテナンス性の向上が期待できます。

なお、Strutsカスタムタグライブラリの詳細については、Strutsのマニュアルを参照してください。

カスタムタグライブラリの使用方法

JSPでカスタムタグを利用するには、Javaのimport文のようにカスタムタグの利用宣言を行う必要があります。

その際、taglibタグを使用してカスタムタグの構文を定義したtldファイルを指定します。

この指定にはいくつかの方法があります。

JSPの詳細については、“Interstage Application Server / Interstage Web Server Java EE運用ガイド”を参照してください。

入力画面の作成

ユーザーの入力を受け付けるJSPを作成します。

(input.jsp)

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<!-- (1) -->
<%@ taglib uri="http://struts.apache.org/tags-html" prefix="html" %>
<html>
  <body>
    <!-- (2) -->
    <html:form action="/sample.do" >
      Please input your name.<br>
      <!-- (3) -->
      <html:text property="name" />
      <html:submit value="submit" /><br>
    </html:form>
  </body>
</html>

(1) strutsカスタムタグライブラリの宣言

Strutsカスタムタグライブラリを使用する場合に記述します。

(2) 入力フォーム

入力フォームを表します。 action属性でリクエスト送信先を指定します。

(3) テキストフィールド

テキストフィールドです。property属性でActionFormのプロパティと紐付けをします。

出力画面の作成

業務ロジックでの処理結果を出力するJSPを作成します。

(result.jsp)

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<!-- (1) -->
<%@ taglib uri="http://struts.apache.org/tags-bean" prefix="bean" %>
<html>
  <body>
    <!-- (2) -->
    <bean:write name="formbean" property="name" /><br>
    <br>
    <a href="./input.jsp">return</a><br>
  </body>
</html>

(1) strutsカスタムタグライブラリの宣言

Strutsカスタムタグライブラリを使用する場合に記述します。

(2) ActionFormにアクセス

カスタムタグを介して、ActionFormに格納されている値を出力します。