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Interstage Business Application Server 12.0.0 オープンJavaフレームワークユーザーズガイド Java EE 7編
FUJITSU Software

3.2 OSS版Spring Framework 4.3との差異

本製品に含まれるSpring Framework 4.3が提供する機能について記載します。

機能分類

機能名

本製品で提供するSpring Framework 4.3

基本機能

DIコンテナ

バリデーション

×

型変換

Spring Expression Language(SpEL)

Aspect Oriented Programming(AOP)

テスト支援機能

Unitテスト

×

TestContextフレームワーク

データアクセス

トランザクション制御

Data Access Object(DAO)

JDBCにおけるデータアクセス

O/Rマッピング連携(Hibernate)

O/Rマッピング連携(JDO)

×

O/Rマッピング連携(JPA)

O/Rマッピング連携(MyBatis)

Object/XMLマッピング連携

Web機能

MVCフレームワーク

JavaScript Object Notation(JSON)

フレームワーク連携(JavaServer Faces)

×

フレームワーク連携(Struts)

×

フレームワーク連携(Tapestry)

×

ポートレット機能

×

WebSocket連携

Cross-Origin Resource Sharing(CORS)

×

インテグレーション

REST

リモーティング

EJB連携

Java Message Service(JMS)

×

Java Management Extensions(JMX)

×

Java EE Connector Architecture(JCA)/Common Client Interface(CCI)

×

Eメール

×

タスク実行・スケジューリング

×

動的言語

×

Cache機能

○:使用可能な機能です

×:未サポートの機能です

また、Interstage Business Application Serverで利用する場合、以下の点で考慮が必要です。

項番

考慮点

詳細内容

1

データベースとの接続

データベースとの接続はJNDIを使用してデータソースに接続してください。

詳細は“3.6.3 データソースの登録”を参照してください。

2

O/Rマッピング連携(Hibernate)

本製品ではHibernateライブラリを提供していないため、Hibernate を使用する場合は、Hibernateライブラリを入手する必要があります。Spring Framework 4.3は以下のHibernateに対応しています。

Hibernate-core: 4.0.0.Final ~ 5.0.11.Final

3

Object/XMLマッピング連携

Object/XMLマッピング連携は以下の機能との連携をサポートしています。

  • JAXB

4

JavaScript Object Notation(JSON)

Spring Framework 4.3は、jacksonライブラリのバージョン2.6.x以上が必要です。本製品ではバージョン2.8.7を提供しています。

jacksonライブラリを使用する場合は、Webクラスローダへの委譲モデルを後に行うように変更してください。Webクラスローダの委譲モデルの変更については、Interstage Web application deployment descriptor (glassfish-web.xml)でします。詳細については、“Interstage Application Server Java EE 7設計・構築・運用ガイド”の“Webクラスローダの委譲モデルの変更”を参照してください。

5

WebSocket連携

本製品ではWebSocketに対応したWebサーバを提供していません。WebSocket連携を利用するためには、IPCOMの負荷分散機能を使用してください。IPCOMの負荷分散機能については、“Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド”の“IPCOMを利用した負荷分散”を参照してください。

6

リモーティング方式

以下に記載するリモーティング方式をサポートします。

  • HttpInvoker

  • JmsInvoker

7

クラスパスの設定方法

クラスパス設定サポート用のjarファイルを用意してあります。これを利用することで、将来的にライブラリの変更があってもアプリケーションのリビルドは必要ありません。

詳細は“3.5.3 アプリケーションのクラスパスの設定”を参照してください。