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Interstage Business Application Server 12.0.0 オープンJavaフレームワークユーザーズガイド Java EE 7編
FUJITSU Software

1.3.1 基本的な構成

オープンJavaフレームワークを使用する場合の基本的な構成について説明します。

基本的な構成は、以下の6パターンがあります。

項番

パターン

説明

選択のポイント

1

TERASOLUNAとMyBatisを使用する構成

TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x)を使用する場合で、データベースアクセス層にMyBatisを使用した構成です。

拡張性・保守性を考慮したアプリケーション構造を新規に作成する場合、かつデータベースアクセスでSQLによる細かな制御が必要な場合に選択します。
TERASOLUNAが提供するWebアプリケーションのための部品を利用できます。

2

TERASOLUNAとJPAを使用する構成

TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x)を使用する場合で、データベースアクセス層にJPAを使用した構成です。

拡張性・保守性を考慮したアプリケーション構造を新規に作成する場合、かつデータベースアクセスでJPAによる標準的なコーディングをしたい場合に選択します。
TERASOLUNAが提供するWebアプリケーションのための部品を利用できます。

3

Spring Frameworkだけを使用する構成

プレゼンテーション層にSpring-MVC機能を使用して、ビジネスロジック層ではSpring FrameworkのDI機能やAOP機能、データベースアクセス層ではSpring FrameworkのJPA連携やJDBC連携を利用する構成です。

TERASOLUNAの構造に縛られずSpring Frameworkを利用したい場合で、既存のデータベースアクセス処理がある場合やデータベースのテーブル構造が比較的単純な場合に選択します。

4

MyBatisだけを使用する構成

MyBatisのO/Rマッピング機能だけを使用する構成です。

プレゼンテーション層にSpring Frameworkを使用せずにユーザー独自で作成した場合や、EJBのSession BeanからMyBatisのO/Rマッピング機能を使用する場合などに選択します。

5

Spring FrameworkとMyBatisを使用する構成

プレゼンテーション層にSpring-MVC機能を使用して、ビジネスロジック層でSpring FrameworkのDI機能やAOP機能を利用する場合で、データベースアクセス層でMyBatisのO/Rマッピング機能を使用する構成です。

TERASOLUNAの構造に縛られずSpring Frameworkを利用したい場合で、データベースアクセスでSQLによる細かな制御が必要な場合に選択します。

6

Strutsだけを使用する構成

Strutsを使用したWebアプリケーションの構成です。

既存Strutsアプリケーションからの移行の場合に選択します。
Struts 1.2を利用する場合、Interstage Business Application Serverにおける機能拡張である一貫したログ(注)を使用できます。

注)

一貫したログ機能でInterstage Java EE7上ではログの出力先を高信頼性ログにすることはできません。一貫したログ機能については“Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワーク ユーザーズガイド”を参照してください。

Spring FrameworkとMyBatisを連携させる方法については、“4.4.5.2 MyBatisを使用するSpring Frameworkのアプリケーションの作成”を参照してください。