サーバで必要な以下の作業を実施してください。
■ユーザの作成
本書では、次のユーザを使用してサンプルプログラムの開発作業を実施します。
以下のとおりにユーザを作成してください。
項目 | 設定値 |
---|---|
ユーザID | ibas |
グループ | ismnggrp |
パスワード | 任意の値を設定してください。 |
ホームディレクトリ | /home/ibas |
ユーザを作成するコマンドの実行例を以下に示します。
# useradd -g ismnggrp ibas # |
本書では、次のユーザを使用してサンプルプログラムの開発作業を実施します。
以下のとおりにユーザを作成してください。
項目 | 設定値 |
---|---|
ユーザ名 | ibas |
グループ | Administrators |
パスワード | 任意の値を設定してください。 |
注意
Windows Server(R) 2012のコマンドプロンプトでコマンドを実行する場合は、以下の手順で実行権限を一時的に昇格させてください。
コマンドプロンプトを起動するアイコンの上で右クリックして、コンテキストメニューを表示させ、[管理者として実行]を選択します。
実行を許可するかどうかを問い合わせる[ユーザー アカウント制御]ダイアログボックスが表示されますので、[続行]を選択してください。
■ユーザの環境変数の設定
作成したユーザの環境変数を設定します。
本書では、“/home/ibas/.cshrc”を編集し、ユーザの環境変数を設定します。
以下に示す環境変数の設定を“/home/ibas/.cshrc”に追記してください。
NetCOBOLの環境変数
source /opt/FJSVcbl64/config/cobol.csh |
Oracleの環境変数
setenv ORACLE_HOME /opt/oracle/product/11.2.0/db_1 setenv ORACLE_BASE /opt/oracle setenv ORACLE_SID BAS setenv NLS_LANG Japanese_Japan.JA16EUC setenv PATH ${PATH}:${ORACLE_HOME}/bin:/opt/FSUNrdb2b/FSUNrdbco/bin setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:${ORACLE_HOME}/lib setenv MANPATH ${MANPATH}:/opt/FSUNrdb2b/man |
Interstage Business Application Serverの環境変数
source /opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.csh setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVibs/lib:${LD_LIBRARY_PATH} |
Cシェル以外の場合の設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
Oracleの環境変数の設定については、Oracleのマニュアルを参照してください。
作成したユーザの環境変数を設定します。
本書では、“/home/ibas/.bash_profile”を編集し、ユーザの環境変数を設定します。
以下に示す環境変数の設定を“/home/ibas/.bash_profile”に追記してください。
NetCOBOLの環境変数
. /opt/FJSVcbl64/config/cobol.sh |
Symfoware Serverの環境変数
export PATH=${PATH}:/opt/FJSVrdb2b/bin:/opt/FJSVrdb2b/FJSVrdbco/bin export MANPATH=${MANPATH}:/opt/FJSVrdb2b/man |
Interstage Business Application Serverの環境変数
. /opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.sh . /opt/FJSVibs/etc/def/apfwrcsymfo.sh |
Bシェル以外の場合の設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
Symfoware Serverの環境変数の設定については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
作成したユーザの、ユーザ環境変数を設定します。
以下に示す環境変数を、ユーザ環境変数に追加してください。
変数 | 値 |
---|---|
RDBNAME | RDBBAS |
■使用するディレクトリの作成
本書で扱うサンプルプログラムでは、以下に示すディレクトリ構成で開発作業を進めます。
サーバで、以下のとおりに各ディレクトリを作成してください。
ディレクトリ名 | 用途 | |||
---|---|---|---|---|
/home/ibas | “ibas”ユーザのホームディレクトリです。 | |||
| build_work | アプリケーションライブラリをサーバ上でビルドするための作業用ディレクトリとして使用します。 | ||
/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy(注) | システムの単位で管理するファイルを扱います。 | |||
| ibaswu_PAYMENT | 業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算ワークユニットの管理用として使用します。 | ||
| PAYMENT | 業務の単位(配備の単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算業務の配備用として使用します。 | ||
| def | 部門予算業務に関する定義ファイルを格納します。 | ||
preload_lib | 部門予算業務のプレロードライブラリを格納します。 | |||
ibaswu_STOCK | 業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理ワークユニットの管理用として使用します。 | |||
| STOCK | 業務単位(配備単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理業務の配備用として使用します。 | ||
| def | 在庫管理業務に関する定義ファイルを格納します。 | ||
preload_lib | 在庫管理業務のプレロードライブラリを格納します。 |
注)システム構築シートを使用せず、環境構築コマンドを使用してサーバの環境構築を行う場合には、このディレクトリを作成する必要はありません。
本書で扱うサンプルプログラムでは、以下に示すフォルダ構成で環境構築、および配備の作業を進めます。
サーバで、以下のとおりに各フォルダを作成してください。
システム構築シートを使用せず、環境構築コマンドを使用してサーバの環境構築を行う場合には、フォルダを作成する必要はありません。
フォルダ名 | 用途 | ||||
---|---|---|---|---|---|
C:\Interstage\BAS\var\tmp | 本書ではこのフォルダの配下で開発作業を進めます。 | ||||
| deploy | システムの単位で管理するファイルを扱います。 | |||
| ibaswu_PAYMENT | 業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算ワークユニットの管理用として使用します。 | |||
| PAYMENT | 業務の単位(配備の単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、部門予算業務の配備用として使用します。 | |||
| def | 部門予算業務に関する定義ファイルを格納します。 | |||
preload_lib | 部門予算業務のプレロードライブラリを格納します。 | ||||
ibaswu_STOCK | 業務運用の単位(ワークユニットの単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理ワークユニットの管理用として使用します。 | ||||
| STOCK | 業務単位(配備単位)で管理するファイルを扱います。このフォルダは、在庫管理業務の配備用として使用します。 | |||
| def | 在庫管理業務に関する定義ファイルを格納します。 | |||
preload_lib | 在庫管理業務のプレロードライブラリを格納します。 |