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Interstage Business Application Server 解説書
FUJITSU Software

1.6.4 運用保守

運用性を向上し、管理コストを削減する機能を提供します。

1.6.4.1 利用者制限

利用者制限機能は、本製品の環境設定や運用を行うユーザを“管理者権限を所有するユーザ”および“Interstage運用グループに所属するユーザ”に限定することで、システムの安全性を向上する機能です。
本機能により、アプリケーション開発に必要な操作を特定のグループに所属するユーザで実行可能となり、管理者権限を所有するユーザとの役割を明確にすることができます。

1.6.4.2 Interstage管理コンソール

非同期アプリケーション連携実行基盤向けに、Interstage管理コンソールで運用および保守ができる機能を提供します。非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するフローの登録、削除および運用情報の設定を、Interstage管理コンソールから操作することができます。
本製品が使用するInterstage Application Serverの資源も同じWeb画面で確認できるため、各資源の実行状況の把握が容易になり、運用コストを下げることができます。

注意

非同期アプリケーション連携実行基盤を非同期ワークユニットで運用する場合は、Interstege管理コンソールを利用した以下の操作を行うことはできません。Interstage Application Serverが提供するInterstage統合コマンドを利用して運用します。

  • 非同期ワークユニットの定義

  • 非同期ワークユニットの起動

  • 非同期ワークユニットの停止

  • 非同期ワークユニットの状態表示

1.6.4.3 メッセージトラッキング機能

メッセージトラッキング機能は、非同期アプリケーション連携実行基盤において、要求の実行単位であるメッセージ通番(コリレーションID)を元に業務の異常時の状況をリアルタイムに確認する機能です。