メソッドトレース機能は、製品添付のJDK/JREおよびJava VMから呼び出されるメソッドトレースクラスライブラリで実現されます。
メソッドトレース機能は、以下のような流れで実現します。
Java VMにメソッドトレース機能を有効にする起動オプションを指定して、アプリケーションを起動します。
メソッドトレース機能を有効にする起動オプションの詳細は、“A.1.5 使用方法”を参照してください。
アプリケーションのクラスファイル(バイトコード)が、クラスローダ経由でJava VMに読み込まれます。
Java VMからメソッドトレースクラスライブラリのバイトコード変換メソッドが呼び出されます。
なお、バイトコード変換メソッドの呼び出しは、Java VM標準のJVMTI機能によって実現しています。
バイトコード変換メソッドによって、アプリケーションのバイトコードに、メソッドトレースクラスライブラリのトレース情報出力メソッドを呼び出すコードが埋め込まれます。
変換されたバイトコードがJava VMに渡され、アプリケーションが開始されます。
開始されたアプリケーションのバイトコード内に、トレース情報出力メソッドの呼出しコードがあると、メソッドトレースクラスライブラリによって、トレース情報が出力されます。