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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

37.1.43 LDAP_SERVER_DOWN 81 (0x51)

Can't contact LDAP server

意味

リポジトリとの通信ができません。

ユーザの対処

  • リポジトリとの通信ができません。接続先のホスト名やポート番号に誤りがないか確認してください。

  • ネットワーク管理者などに連絡のうえ、ネットワークの環境(例:hostsファイルの設定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバの指定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバ自体の設定)に誤りがある場合は、ネットワークの環境を見直し、再設定してください。

  • Interstage ディレクトリサービスが動作するために必要な、物理メモリの容量が不足している可能性があります。不要なプログラムを終了し、Interstage ディレクトリサービスの動作に必要なメモリ容量を確保してください。

    不要なプログラムを終了しても、メモリ容量が不足する場合は、メモリを増設してください。

  • リポジトリが起動している場合、アクセスログを参照してタイムアウトが発生していないか確認してください。アクセスログに TIMEOUT が記録されていた場合タイムアウトが発生しています。アクセスログについては、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの運用監視”を参照してください。

    irepconfigコマンドまたはInterstage管理コンソールを利用して、対象のリポジトリのコネクションアイドル時間が極端に短くなっていないか確認してください。

    タイムアウト発生の他の原因として、ネットワークの輻輳(通信量が増加し、正常に通信できない状態)、リポジトリが起動しているマシンの高負荷、アプリケーションが動作しているマシンの高負荷などが考えられます。

    Interstage ディレクトリサービスが過負荷状態の場合は、レプリケーションを使った負荷分散を実施してください。また、クライアント側の負荷が高い場合は、クライアントの実行環境を見直し、適切な状態で使用してください。

    • ユーザアプリケーションの場合、本エラー発生時にリトライ処理を入れることで回避することができます。

    リポジトリサーバとの間でSSLを使用している場合に、クライアント数が多く、Interstage ディレクトリサービスへのアクセス頻度が高い場合は、上記対処でエラーが改善されない場合があります。エラーが改善されない場合は、SSLアクセラレータを用いるなどの方法でサーバの負荷を軽減させることを検討してください。

  • リポジトリが起動されているかを、ireplistコマンドまたはInterstage管理コンソールを利用して確認してください。

    • リポジトリが停止状態の場合は、リポジトリを起動してください。

    • リポジトリが起動状態の場合は、リポジトリをいったん停止し、再度起動してください。

    • リポジトリが不定状態の場合は、いったん停止して、起動してください。

  • リポジトリへのリクエストデータが大きすぎるためにコネクションが切断されました。

    登録するデータサイズを削減するなどの対応を行い、操作を再実行してください。指定可能なデータサイズは、“使用上の注意”の“制限事項”-“既知の問題”-“Interstage ディレクトリサービスの制限事項”-“容量に関する制限”を参照してください。

  • クライアントアプリケーションで使用可能なファイルディスクリプタ(fd)が不足している可能性があります。ulimit(1)、またはsetrlimit(2)などを使用し、利用可能なファイルディスクリプタを増加させたうえ、再度実行してください。

上記で改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを実行し、情報を採取したのち、技術員に連絡してください。