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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

37.1.32 LDAP_UNWILLING_TO_PERFORM 53 (0x35)

DSA is unwilling to perform

意味

リポジトリが要求を拒否しました。

ユーザの対処

以下の可能性があります。指定したDNが正しいか確認してください。

  • DNに、公開ディレクトリを含まないDN、または公開ディレクトリの上位ディレクトリを指定した。

  • 公開ディレクトリを含まないエントリにアクセスした。

  • 公開ディレクトリ(トップエントリ)の削除、または識別名変更を実行した。トップエントリを削除したり、識別名変更したりすることはできません。

  • 管理者用DNと同名の識別名をもつエントリを登録しようとした、または管理者用DNと同一の識別名にエントリの識別名を変更しようとした。管理者用DNと同一の識別名をもつエントリを登録したり、同一の識別名に変更したりすることはできません。

上記は実行できません。

  • 上記以外で、irepconfigコマンドまたはInterstage管理コンソールを利用して、レプリケーション先ホストの追加時に発生した場合

    • スレーブのリポジトリ名が違う場合は、マスタとスレーブで同一のリポジトリ名を指定してください。

    • スレーブの設定として、マスタのホスト名が違う場合は、接続先が間違っているか、スレーブ側の指定に誤りがある可能性があります。正しく指定して、再度実行してください。また設定が正しい場合は、ネットワークの設定(IPアドレスの取得:hostsファイル内の記述、使用するDNSサーバ/DHCPサーバの指定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバ自体の設定など)に誤りがないか、ネットワーク管理者などに連絡、確認のうえ、ネットワークの環境を見直し、再設定してから再度実行してください。

    • スレーブではないリポジトリに対して実行した場合(スタンドアロン運用で起動されている)は、スタンドアロン運用のリポジトリをスレーブ運用に切り替えてから実行してください。

    • マスタの接続用DNが、スレーブの管理者用DNと一致していない可能性があります。マスタの接続用DNが、スレーブの管理者用DNと同一になるように指定し、再度実行してください。
      なお、接続用DNには、公開ディレクトリが自動で付加されるため、公開ディレクトリの指定は不要です。

    • マスタの接続用パスワードが、スレーブの管理者用DNのパスワードと一致していない可能性があります。マスタの接続用パスワードに、スレーブの管理者用DNのパスワードと同一のパスワードを指定し、再度実行してください。

  • DNのパスワードを未入力でログイン操作を行った場合、パスワードを正しく指定して、再度実行してください。

  • DN、または属性値に、登録できる最大長を超えた値を指定した場合にも発生する場合があります。

    “使用上の注意”の“制限事項”-“既知の問題”-“Interstage ディレクトリサービスの制限事項”-“容量に関する制限”を参照して、登録できるDN、および属性値の長さを確認してください。

  • スレーブに対して更新要求を実行した場合、マスタリポジトリへ更新要求を実行してください。

  • 検索時にサーチベースを省略した場合は、baseパラメタを指定して再度実行してください。

  • Interstage ディレクトリサービスで使用できない機能を使用した場合に発生する場合があります。

    以下のマニュアルを参照し、Interstage ディレクトリサービスで使用できない機能を使用していないか確認してください。

    • “使用上の注意”の“制限事項”-“既知の問題”-“Interstage ディレクトリサービスの制限事項”

    • “使用上の注意”の“注意事項”-“Interstage ディレクトリサービスの注意事項”

  • DNの文字コードと、コマンド、またはAPIのオプションで指定した文字コードが一致していることを確認してください。不一致の場合、一致させて、再度実行してください。

  • 接続先のInterstage ディレクトリサービスがインストールされているマシンのシステムログ(イベントログ)を確認し、RDBのエラーが発生していないか確認してください。