ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

26.1.41 td11043

TD: ERROR: td11043:A system call error occurred(%s1-%s2)
TD: エラー
: td11043:システムコールでエラーを検出しました(%s1-%s2)

可変情報

%s1:システムコール名
%s2:エラー情報

意味

コンポーネントトランザクションサービス内部で発行したシステムコールでエラーを検出しました。

以下のいずれかの原因が考えられます。

  • コンポーネントトランザクションサービスのインストールに失敗しています。

  • システムパラメタの指定に誤りがあります。

  • メモリ容量が不足しています。

システムの処理

処理を続行します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされているかを確認してください。

  • 「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」-「コンポーネントトランザクションサービスのシステム資源の設定」を参考にして、システムパラメタ値を見直してください。

  • 「チューニングガイド」の「必要資源」-「メモリ容量」-「サーバ機能を使用する場合」を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ容量を再見積もりし、メモリ容量が十分に確保されているかを確認してください。
    Interstageが必要なメモリ容量に対して、メモリ容量が十分に確保されている場合は、他のアプリケーションが使用するメモリ容量が不足している可能性があります。同一マシン上で運用している他のアプリケーションのメモリ容量を再見積もりし、メモリ容量が適当であるかを調査してください。再見積もりの結果、メモリ量が不足している場合は、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリを増設するか、またはスワップを拡張してください。


上記のいずれにも該当しない場合は、以下の表を参照して、出力されたシステムコール%s1およびエラー情報%s2に対応する対処を行ってください。

システムコール%s1

エラー情報%s2

対処方法


Invalid auto-start file found

ワークユニット自動起動設定ファイルに誤りがある可能性があります。
「OLTPサーバ運用ガイド」の「ワークユニット自動起動設定ファイル」を参照して、ワークユニット自動起動設定ファイルに誤りがないかを確認してください。



msgsnd
または
msgrcv

errno=22(Invalid argument)
または
errno=36(Identifier removed)

Interstageの強制停止(isstop -f)が行われたか、コマンドがkillされた可能性があります。
Interstageの強制停止やコマンドに対するkill操作を行っていないかを確認してください。コマンドに対してkill操作を行うと、IPC資源が残ってしまう可能性があります。コマンド操作時にエラーメッセージtd11038が出力された場合は、IPC資源が残っているため、ipcrmコマンドでエラーメッセージtd11038に出力されたkeyのIPC資源を削除してください。



msgsnd

errno=22(Invalid argument)
または
errno=43(Identifier removed)

コマンド実行中の端末にCtrl+Cが入力された可能性があります。
コマンドの実行に失敗した場合は、再度コマンドを実行してください。


pthread_create

errno=11

システム内スレッド数の上限に達している可能性があります。
システム内スレッド数を見積もり、必要に応じて、システム内スレッド数の上限値(ファイル「/etc/sysctl.conf」のパラメタ「kernel.threads-max」の設定値)を増加してください。

上記以外

iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。