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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

26.1.5 td11005

TD: ERROR: td11005:TD unable to start  Reason code(%x)
TD: エラー: td11005: TDの起動に失敗しました  理由コード(%x)

可変情報

%x:理由コード

意味

コンポーネントトランザクションサービスの起動に失敗しました。

理由コードに対する原因を以下の表に示します。

理由コード

理由コード

原因と対処

1

処理中のワークユニットが存在するため、コンポーネントトランザクションサービスの停止に失敗しました。

ワークユニットを停止してから、コンポーネントトランザクションサービスを停止してください。

2

指定されたワークユニットは、処理中です。

ワークユニットの処理が完了してからワークユニットを停止するか、または強制停止モードでワークユニットを停止してください。

3

以下のいずれかの原因が考えられます。

  • 指定されたワークユニット名に誤りがあります。

  • 指定されたワークユニットが停止しています。

  • 指定されたワークユニットが存在していません。

ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

4

指定されたワークユニット名の定義に誤りがあります。

ワークユニット定義を確認し、再度コマンドを実行してください。

5

指定されたワークユニットは、すでに起動されています。

ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

6

以下のどちらかの原因が考えられます。

  • 指定されたワークユニットが停止しています。

  • 指定されたワークユニットが存在していません。

ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

7


ラッパーワークユニットを活性変更できません。

ワークユニット名がラッパーワークユニット名ではないことを確認し、再度コマンドを実行してください。

8

ワークユニットのアプリケーション種別を変更できません。

ワークユニット定義のアプリケーション種別を確認し、再度コマンドを実行してください。

9

指定されたワークユニットは、事前起動中です。

ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

a

指定されたワークユニットまたはオブジェクトが属するワークユニットは、起動処理中です。

ワークユニット名またはオブジェクト名を確認し、再度コマンドを実行してください。

b

指定されたワークユニットは、停止処理中です。

ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

c

ワークユニットを起動したユーザではありません。

ワークユニットを起動したユーザに切り替えて、再度コマンドを実行してください。

d

指定されたオブジェクトにプロセスバインド機能が使用されています。

プロセスバインド機能を使用している場合は、活性変更できません。活性変更する場合は、プロセスバインド機能を使用していないオブジェクトを指定して、再度コマンドを実行してください。

e

指定されたワークユニットは、プロセス多重度変更処理中です。

プロセス多重度変更が終了してから、再度コマンドを実行してください。

f

指定されたワークユニットは、ワークユニット定義変更処理中(活性変更処理中)です。

ワークユニット定義変更(活性変更)が終了してから、再度コマンドを実行してください。

10

指定されたワークユニットは、ワークユニット活性化処理中です。

ワークユニット活性変更が完了してから、再度コマンドを実行してください。

11

指定されたオブジェクトが存在しません。

オブジェクト名を確認し、再度コマンドを実行してください。

12

コンポーネントトランザクションサービスが事前起動中のため、処理できません。

コンポーネントトランザクションサービスを事前起動を解除してから、再度コマンドを実行してください。

13

コンポーネントトランザクションサービスが事前起動されていません。

コンポーネントトランザクションサービスを事前起動してから、再度コマンドを実行してください。

14


指定されたDPCF通信パスが存在していません。

DPCF通信パス名を確認し、再度コマンドを実行してください。

15


コマンドを実行したユーザのログインユーザ名が8バイトを超えています。

8バイト以内のログインユーザ名のユーザでコマンドを実行してください。

20

システムで資源不足が発生しました。

システム資源が不足していないかを確認してください。本メッセージが頻繁に出力される場合は、「チューニングガイド」を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ量を再見積もりし、メモリが十分に確保されているかを確認してください。

IPC資源が不足してないかを確認してください。本メッセージが頻繁に出力される場合は、「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」-「コンポーネントトランザクションサービスのシステム資源の設定」を参考に、Interstageを運用するために必要となるIPC資源を再見積もりし、IPC資源が十分に確保されているかを確認してください。

Interstageの必要とするメモリ量に対して、メモリが十分に確保されている場合は、他のアプリケーションの使用メモリ量が不足していることが考えられます。同一マシン上で運用している他のアプリケーションのメモリ量も再見積もりし、メモリ量が適当であるかを調査してください。
再見積もりの結果、メモリ量が不足している場合は、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリを増設するか、またはスワップを拡張してください。

21

I/Oエラーが発生しました。

同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

22

以下の原因が考えられます。

  • システムエラーが発生しました。

  • isdumpsmoコマンド実行時に出力された場合は、SMO環境が構築されていない可能性があります。


  • pkginfoコマンドが存在していない可能性があります。


  • rmpコマンドが存在していない可能性があります。

以下の対処を行ってください。


  • pkginfoコマンドが存在するかを確認してください。


  • rmpコマンドが存在するかを確認してください。

  • 同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

30

システム関数の実行に失敗しました。

同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

31

EXTPが正しくインストールされていません。

EXTPが正しくインストールされているかを確認してください。同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

32

コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされていません。

コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされているかを確認してください。同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

3c


以前に起動したコンポーネントトランザクションサービスの停止処理が遅れているため、起動に失敗しました。

しばらくしてから、再度起動してください。

40

コマンドを実行したユーザのユーザIDが正しくシステムに登録されていません。

コマンドを実行するユーザのユーザIDをシステムに登録してください。

41

以下の原因が考えられます。

  • CORBAワークユニットの場合
    指定されたインプリメンテーションリポジトリID、またはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が属するワークユニットが停止状態であるか、または定義されていません。

  • IJServerワークユニットの場合
    指定されたアプリケーションが属するワークユニットが停止状態であるか、または定義されていません。

  • トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合
    指定されたオブジェクトが属するワークユニットが停止状態であるか、または定義されていません。

インプリメンテーションリポジトリIDおよびオブジェクト名を確認して、再度コマンドを実行してください。

42

以下の原因が考えられます。

  • CORBAワークユニットの場合
    指定されたインプリメンテーションリポジトリID、またはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が閉塞解除状態です。

  • IJserverワークユニットの場合
    指定されたアプリケーションが閉塞解除状態です。

  • トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合
    指定されたオブジェクトが閉塞解除状態です。

インプリメンテーションリポジトリID、アプリケーション名、およびオブジェクト名を確認して、再度コマンドを実行してください。

43

以下の原因が考えられます。

  • CORBAワークユニットの場合
    指定されたインプリメンテーションリポジトリID、またはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が閉塞状態です。

  • IJserverワークユニットの場合
    指定されたアプリケーションが閉塞状態です。

  • トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合
    指定されたオブジェクトが閉塞状態です。

インプリメンテーションリポジトリIDおよびオブジェクト名を確認して、再度コマンドを実行してください。

44

指定されたワークユニットまたはオブジェクトの種別では、本機能を使用できません。

ワークユニットまたはオブジェクト名を確認して、再度コマンドを実行してください。

45

以下のどちらかの原因が考えられます。

  • タイムアウトにより停止処理が復帰しました。停止処理は、継続中です。

  • 指定されたワークユニットが強制停止されたため、処理を中断しました。

ワークユニットの状態を確認し、必要に応じて再度停止処理を行ってください。

46

以下のどちらかの原因が考えられます。

  • 指定されたワークユニットは、起動していません。

  • 指定されたワークユニットは、復元処理中です。

ワークユニットの状態を確認して対処してください。

47

指定されたワークユニットは、縮退運用中です。

ワークユニットの状態を確認して対処してください。

48

指定されたワークユニットは、縮退運用していません。

ワークユニットの状態を確認して対処してください。

49

指定されたアプリケーションは、インスタンスを保持するアプリケーションです。

50

コマンドの初期化処理で資源不足が発生しました。


強化セキュリティモード運用の場合は、アクセス権限のエラーが発生した可能性があります。

コマンドのアクセス権限を確認し、再度コマンドを実行してください。

51~ff


何らかの原因でコマンドの実行に失敗しました。

イベントログを参照して、根本原因を確認してください。

51


シグナルを受信したか、IPC資源(メッセージキュー)が不足しているため、コマンドの実行に失敗しました。端末からCtrl-Cの入力などによりシグナルを発生させていない場合は、システムパラメタに設定されている「メッセージキュー上のメッセージの最大バイト数」が不足している可能性があります。

「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」-「コンポーネントトランザクションサービスのシステム資源の設定」を参考にして、システムパラメタの設定値に問題がないかを確認してください。

53~ff


システムログにエラーメッセージis20159が出力されている場合は、必須パッケージのFJSVisasパッケージ(Interstage管理機能)がインストールされていない可能性があります。

FJSVisasパッケージがインストールされていない場合は、FJSVisasパッケージをインストールしてから、再度処理を行ってください。

上記以外の場合は、何らかの原因でコマンドの実行に失敗しました。

コンソールメッセージを参照して、根本原因を確認してください。

52


環境変数LD_LIBRARY_PATHに「/opt/FSUNod/lib/nt」が指定されています。

環境変数LD_LIBRARY_PATHから「/opt/FSUNod/lib/nt」を削除して、再度コマンドを実行してください。


環境変数LD_LIBRARY_PATHに「/opt/FJSVod/lib/nt」が指定されています。

環境変数LD_LIBRARY_PATHから「/opt/FJSVod/lib/nt」を削除して、再度コマンドを実行してください。

システムの処理

コンポーネントトランザクションサービスの起動に失敗します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • 「意味」の理由コードの表で原因を確認し、その対処を行ってください。

  • 同時に他のメッセージが出力されている場合は、その対処を行ってください。

  • 同時に他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。