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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

23.3.26 sso02038

SSO: ERROR: sso02038: Initialization of access log failed. Logfile=(%s1) Reason=(%s2)
SSO: エラー
: sso02038: アクセスログの初期化に失敗しました。 Logfile=(%s1) Reason=(%s2)

可変情報

%s1:認証サーバのアクセスログの出力先ファイル名
%s2:エラー原因

意味

Interstage シングル・サインオンの認証サーバのアクセスログ初期化に失敗しました。以下の原因が考えられます。

  • 旧バージョンより本バージョンに移行している場合は、認証サーバの移行が正しく行われていない可能性があります。

  • 上記以外の場合は、以下の原因が考えられます。

    エラー原因(%s2)の内容

    原因

    Permission denied

    認証サーバのアクセスログの出力先ディレクトリにアクセス権限が設定されていません。

    認証サーバのアクセスログの出力先ファイル(%s1)にアクセス権限が設定されていません。

    認証サーバのアクセスログの出力先ファイル(%s1)が他のアプリケーションで使用されている可能性があります。


    ログデーモンプロセスへのアクセス権限がありません。

    Directory not found

    認証サーバのアクセスログの出力先ディレクトリが見つかりません。

    Filename is directory

    認証サーバのアクセスログの出力先ファイル名として、ディレクトリが設定されています。

    Not enough disk space

    ディスクの空き容量が不足しています。

    Not enough memory

    Interstage シングル・サインオンの認証サーバを運用するために必要なメモリ容量が不足しています

    Acquisition of shared memory failed

    Interstage シングル・サインオンの認証サーバを運用するために必要な共用メモリの設定に誤りがあります。

    Operation of shared memory failed

    Acquisition of exclusive lock resource failed

    Interstage シングル・サインオンの認証サーバを運用するために必要な排他制御資源(セマフォ)の設定に誤りがあります。

    Exclusive lock failed

    System error

    Interstage シングル・サインオンの認証サーバの運用において内部異常が発生しています。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • 認証サーバのアクセスログの出力先ファイル(%s1)のパスが正しいか確認してください。(注1)
    パスに誤りがある場合は、認証サーバの移行手順に誤りがないか確認してください。(注2)

  • 上記以外の場合は、以下のエラー原因(%s2)から対処してください。

    エラー原因(%s2)の内容

    対処

    Permission denied

    認証サーバのアクセスログ出力先ファイル(%s1)のディレクトリにアクセス権限が正しく設定されているかを確認してください。アクセス権限に誤りがある場合は、正しく設定してください。(注3)

    認証サーバのアクセスログ出力先ファイル(%s1)が存在する場合は、出力先ファイルにアクセス権限が正しく設定されているかを確認してください。アクセス権限に誤りがある場合は、正しく設定してください。(注3)

    認証サーバのアクセスログ出力先ファイル(%s1)が他のアプリケーションで使用されていないかを確認してください。他のアプリケーションで使用されている場合は、そのアプリケーションを終了させてください。(注3)


    統合Windows認証を行っている場合は、統合Windows認証アプリケーションを配備したワークユニットの起動ユーザの権限と、Webサーバの実効ユーザ、または実効グループの権限が一致していない可能性があります。権限が一致するユーザでワークユニットを起動してください。(注4)

    Directory not found

    認証サーバのアクセスログ出力先ファイル(%s1)のディレクトリ、および出力先ファイル名内のディレクトリが存在するかを確認してください。

    Filename is directory

    認証サーバのアクセスログ出力先ファイル(%s1)としてファイル名を設定してください。(注1)

    Not enough disk space

    不要なファイルを退避するなどして空き領域を確保してください。

    Not enough memory

    不要なプログラムを終了させてください。または、Interstage シングル・サインオンを運用するために必要なメモリ容量が十分に確保されているかを確認してください。必要なメモリ容量については、“チューニングガイド”の“必要資源”-“メモリ容量”を参照してください。

    Acquisition of shared memory failed


    システムパラメタを確認してください。システムパラメタについては、“チューニングガイド”の“システムのチューニング”を参照してください。

    Acquisition of exclusive lock resource failed

    Operation of shared memory failed

    Exclusive lock failed

    System error

    認証サーバが起動している場合は、いったん停止してから再度起動してください。(注5)
    再起動を行っても本メッセージが出力される場合は、メッセージ出力後、速やかにiscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取し、技術員に連絡してください。


注1)アクセスログの出力先については、Interstage管理コンソールの[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[アクセスログ]で確認します。設定は[ファイル名]より行ってください。

注2)認証サーバの移行については、“移行ガイド”の“Interstage シングル・サインオンの移行”を参照してください。

注3)アクセス権限の設定については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“環境設定の変更”-“Webサーバの実効ユーザを変更する場合の注意事項”を参照してください。

注4)ワークユニットの起動ユーザについては、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“認証サーバの起動”を参照してください。

注5)認証サーバの停止については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの停止”-“認証サーバの停止”を参照してください。認証サーバの起動については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“認証サーバの起動”を参照してください。