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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

10.6.46 IJServer12046

( warn) IJServer12046: Web Server Connector property file does not exist. conf="<filename>" pid=<pid> tid=<tid>

可変情報

<filename>=Webサーバコネクタのプロパティファイル
<pid>=WebサーバのプロセスID
<tid>=WebサーバのスレッドID

意味

Webサーバコネクタのプロパティファイルが存在しません。

原因

以下の原因が考えられます。

  1. Webサーバコネクタのプロパティファイルが削除されています。

  2. Webサーバの起動中に、Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の動作環境を削除しようとした可能性があります。

  3. WebサーバにMicrosoft(R) Internet Information Servicesを使用している場合、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverの動作環境が削除されている可能性があります。

  4. Webサーバコネクタのプロパティファイル、およびその上位ディレクトリに対して権限ありません。

ユーザの対処

  1. Webサーバコネクタのプロパティファイルを削除してしまった場合には、削除したファイルを復旧してください。復旧できない場合には、IJServerのリストアコマンド(ijsrestore)でWebサーバコネクタのプロパティファイルを復旧してください。

  2. 削除を実行する場合は、以下の手順で操作してください。

    1. Webサーバを停止します。

    2. Webサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)を編集し、WebサーバからのWebサーバコネクタの呼び出しを停止します。

    3. wscadmin delete-envサブコマンドを実行します。

    4. Webサーバを起動します。

    詳細は、以下のマニュアルのwscadmin delete-envサブコマンドの注意事項を参照してください。

    • Enterprise EditionJava EE 6を使用している場合
      「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」-「wscadmin」-「delete-envサブコマンド」

    • Java EE 7を使用している場合
      「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」の「Java EE 7運用コマンド」-「wscadmin」-「delete-envサブコマンド」

  3. Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverの動作環境の存在を確認してください。存在しない場合には、“FJapache”の名前でInterstage HTTP Serverの動作環境を作成し直してください。

  4. Webサーバコネクタのプロパティファイル、およびその上位ディレクトリに対して、Webサーバの実行ユーザに対する権限を確認してください。ディレクトリがシンボリックリンクになっている場合は、そのシンボリックリンク先の権限が不足していないか確認してください。