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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

10.6.35 IJServer12035

(error) IJServer12035: The requests sent to the Web Application did a timeout. Delay in Web Applications or IJServer overloaded. serverName=<serverName> serverPort=<serverPort> host=<host> port=<port> uri=<uri> time=<time> seconds pid=<pid> tid=<tid>

可変情報

<serverName>=Webサーバのサーバ名
<serverPort>=Webサーバのポート番号
<host>=ワークユニット(IJServer)のホスト名
<port>=ワークユニット(IJServer)のポート番号
<uri>=Webブラウザの要求、リクエストURI
<time>=タイムアウト時間
<pid>=WebサーバのプロセスID
<tid>=WebサーバのスレッドID

意味

Webアプリケーションへのデータ転送でタイムアウトしました。Webブラウザから送られたフォームデータをWebアプリケーションに転送できません。

原因

以下の原因が考えられます。

  1. データ転送の完了を待つ時間がタイムアウト時間を超過しました。

  2. Webアプリケーションの処理が遅延しています。

  3. ワークユニット(IJServer)が過負荷状態です。Java VMでメモリ不足が発生している可能性があります。

  4. Webサーバとワークユニット(IJServer)間のネットワーク異常です。

システムの処理

Webサーバコネクタは、ワークユニット(IJServer)への接続を中断し、Webブラウザにステータスコード500(Internal Server Error)のメッセージを通知しました。

ユーザの対処

本エラーメッセージが慢性的に出力される場合には、ワークユニット(IJServer)のプロセス多重度を増やすか、またはシステム構成(ハードウェア、ソフトウェア)を見直して、過負荷に対して十分なシステムを構築してください。必要であればCPUのアップグレードも検討してください。

  1. 以下のマニュアルを参照してWebサーバコネクタおよびServletコンテナをチューニングしてください。

    • IJServer(J2EE)の場合、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“Servletコンテナのチューニング”

    • IJServerクラスタの場合、“Java EE 運用ガイド(Java EE 6編)”の“Java EE 6機能のチューニング”の“Webコンテナのチューニング”、または“Java EE 7 設計・構築・運用ガイド”の“Java EE 7機能のチューニング”の“Webコンテナのチューニング”

  2. Webアプリケーションで処理の遅延が発生していないか確認してください。

  3. イベントログ(システムログ)、またはIJServerのコンテナログを参照してください。Java VMのメモリ不足(OutOfMemoryError)が発生している場合には、“チューニングガイド”の“JDK/JRE 8のチューニング※”-“異常発生時の原因振り分け”-“java.lang.OutOfMemoryErrorがスローされた場合”を参照して対処してください。
    ※Java EE6をご利用の場合は、“JDK/JRE 7のチューニング”を参照してください。

  4. Webサーバとワークユニット(IJServer)を別のサーバマシンで運用している場合には、Webサーバとワークユニット(IJServer)間でネットワーク接続に異常がないか確認してください。