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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

10.6.22 IJServer12022

( warn) IJServer12022: Service temporarily unavailable. The number of requests exceeded the number of maximum connections. Increase the number of maximum connections. serverName=<serverName> serverPort=<serverPort> uri=<uri> pid=<pid> tid=<tid>

可変情報

<serverName>=Webサーバのサーバ名
<serverPort>=Webサーバのポート番号
<uri>=Webブラウザの要求、リクエストURI
<pid>=WebサーバのプロセスID
<tid>=WebサーバのスレッドID

意味

一時的にサービスが利用できない状態です。

原因

以下の原因が考えられます。

  1. Webブラウザのリクエスト数がServletコンテナの最大接続数を超えました。

  2. ijsdispatchcontコマンドの"OFF"オプションにより、すべてのワークユニット(IJServer)がWebブラウザからのリクエストの振り分け対象外となっています。または、いくつかのワークユニット(IJServer)をWebブラウザからのリクエストの振り分け対象外としたため、Webブラウザからのリクエスト数がServletコンテナの同時処理数を超えました。

  3. ワークユニット(IJServer)にセション管理を使用したWebアプリケーションを配備している場合には、Webサーバコネクタはセションを確立したワークユニット(IJServer)へWebブラウザのリクエストを振り分けます。そのため、ワークユニット(IJServer)のプロセス多重度が2以上であっても、一時的に1つのワークユニット(IJServer)にリクエストが集中し、慢性的に本メッセージが出力される場合があります。

システムの処理

Webブラウザは一時的にワークユニット(IJServer)のサービスを利用できません。Webサーバコネクタは、ワークユニット(IJServer)への接続を中断し、Webブラウザにステータスコード503(Service Temporarily Unavailable)のメッセージを通知しました。

ユーザの対処

  1. 以下のマニュアルを参照してWebサーバコネクタおよびServletコンテナをチューニングしてください。

    • IJServer(J2EE)の場合、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“Servletコンテナのチューニング”

    • IJServerクラスタの場合、“Java EE 運用ガイド(Java EE 6編)”の“Java EE 6機能のチューニング”の“Webコンテナのチューニング”、または“Java EE 7 設計・構築・運用ガイド”の“Java EE 7機能のチューニング”の“Webコンテナのチューニング”

  2. ijsdispatchcontコマンドの"ON"オプションにより、ワークユニット(IJServer)をWebブラウザからのリクエストの振り分け対象外からリクエストの振り分け対象となるようにしてください。

  3. 本エラーメッセージが慢性的に出力される場合には、ワークユニット(IJServer)のプロセス多重度を増やすか、1.の方法でWebサーバのクライアントの同時接続数またはServletコンテナの同時処理数を変更してください。
    IJServerのプロセス多重度については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“IJServerのチューニング”を参照してください。