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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

7.6.2 es10602

ES: ERROR: es10602: [tttttt] Failed to register to NamingService.: EXCEPTION=%s1
ES: エラー
: es10602: [tttttt] ネーミングサービスへの登録に失敗しました。: EXCEPTION=%s1

可変情報

%s1:CORBAサービスから通知されたエラー、または例外情報

意味

イベントチャネル作成時にネーミングサービスへの登録に失敗しました。

システムの処理

イベントチャネル作成処理を中止します。

ユーザの対処

CORBAサービスから通知されたエラーまたは例外情報%s1が「Error:CosNaming/NamingContext/AlreadyBound:1.0」である場合、以下の対処を行ってください。

  • クラスタサービスの運用中、待機系サーバにおいてessetchnliorコマンドでイベントチャネルのオブジェクトリファレンスをネーミングサービスに登録後、esmkchnlコマンドでイベントチャネル作成時に本メッセージが出力された場合は、esmkchnlコマンド実行時に-wオプション(ネーミングサービスにイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録しない)が指定されていません。-wオプションを指定して再度esmkchnlコマンドを実行してください。クラスタサービスの環境設定手順については、以下のマニュアルを参照してください。

    • 不揮発チャネル運用時:
      「高信頼性システム運用ガイド」の「クラスタサービス機能」-「サーバの環境設定」-「Interstageの環境設定」-「各サービスの環境設定」-「ノーティフィケーションサービスの不揮発チャネル運用を行う場合」

    • 揮発チャネル運用時:
      「高信頼性システム運用ガイド」の「クラスタサービス機能」-「サーバの環境設定」-「Interstageの環境設定」-「各サービスの環境設定」-「イベントサービスおよびノーティフィケーションサービスの揮発チャネル運用を行う場合」

  • 上記のクラスタサービスの運用以外で、esmkchnlコマンド実行中に本メッセージが出力された場合は、以下のコマンドを実行して表示されるネーミングサービスの登録内容より、バインディング名が「イベントチャネルグループ%s1::イベントチャネル%s2」でネーミングサービスに登録されているオブジェクトリファレンスの詳細情報を参照し、登録されているオブジェクトリファレンスが必要であるかを確認してください。なお、イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの場合は、インタフェースリポジトリ名が「IDL:CosNotifyChannelAdmin/EventChannel:1.0」/「IDL:CosEventChannelAdmin/EventChannel:1.0」で登録されます。

    odlistns -l

    登録されているオブジェクトリファレンスが必要ない場合は、以下のコマンドを実行してネーミングサービスから削除した後、essetchnliorコマンドを再度実行してください。

    OD_or_adm -d -n "イベントチャネルグループ名::イベントチャネル名"

    odlistnsおよびOD_or_admコマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「odlistns」および「OD_or_adm」を参照してください。例外情報「IDL:CosNaming/NamingContext/AlreadyBound:1.0」の意味については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「OD_or_adm」を参照してください。

上記以外の場合は、CORBAサービスから通知されたエラーまたは例外情報%s1を参照し、失敗した原因を取り除いて、再度処理を実行してください。