名前
S99startod - CORBAサービスの開始
形式
S99startod
機能説明
S99startodコマンドは、CORBAサービスを開始します。
本コマンドは以下に格納され、システム初期化スクリプトとして起動されます。
/etc/rc2.d |
(RHEL6)
/etc/rc.d/rc2.d |
注意事項
本コマンドを使用できません。
Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動し、「OD_start」サービスを選択して操作してください。
RHEL7の場合、/etc/rc2.dに格納されません。
メッセージ
起動時およびCORBAサービス(ObjectDirector)動作中に表示されるメッセージと意味を以下に示します(xxxはキーワードまたはサイズを示します)。
CORBAサービス(ObjectDirector)はすでに起動されています。
共有メモリのキーの作成に失敗しました。 (注)
共有メモリの作成に失敗しました。 (注)
共有メモリの獲得に失敗しました。 (注)
共有メモリのattachに失敗しました。 (注)
セマフォの作成またはattachに失敗しました。 (注)
メッセージキューの作成またはattachに失敗しました。 (注)
namedパイプの作成に失敗しました。
キーファイルの作成に失敗しました。
パイプの作成に失敗したか、または最大プロセス数(configファイルのmax_processes)を超えました。
initial_servicesファイルのオープンに失敗しました。
initial_servicesファイルへの書き込みに失敗しました。
/etc/servicesファイル中にエントリname/typeが見つかりません。
ソケットのポートnumberの確立に失敗しました。
SSLソケットのポートnumberの確立に失敗しました。SSLの環境設定に誤りがあります。
プロセスで使用できるファイルディスクリプタ数の上限を超えました。
“チューニングガイド”-“CORBAサービスのシステム資源の設定”を参照してファイルディスクリプタ数の上限を拡張してください。
Named pipeでエラーが発生し、CORBAサービス(ObjectDirector)は正常に動作できない状態です。ファイルディスクリプタ数の上限に達した可能性があります。“チューニングガイド”-“CORBAサービスのシステム資源の設定”を参照してファイルディスクリプタ数の上限を拡張し、再起動してください。
プロセスpidでパイプの再接続に失敗しました。ファイルディスクリプタ数の上限に達した可能性があります。“チューニングガイド”-“CORBAサービスのシステム資源の設定”を参照してファイルディスクリプタ数の上限を拡張し、プロセスを再起動するか、不要なクライアントを終了させる必要があります。
ログファイルの作成に失敗しました。
ログ書込み用パイプの作成/オープンに失敗しました。
ログレベルlog_levelを示します(ログの設定がONの場合だけ表示)。
configファイルのnumber行目に誤りがあります。
configファイルに誤ったキーワードxxxがあります。
メモリ不足のためログ出力できなかったデータがあります(ログの設定がONの場合だけ表示)。
インプリメンテーションリポジトリの定義ファイルnameが見つかりません。
インプリメンテーションリポジトリ定義ファイルのnumber行目が不正なシンタックスです。
インプリメンテーションリポジトリ定義ファイルをロードできません。
インプリメンテーションリポジトリの空きがありません。
CORBAサービス(ObjectDirector)のデーモンは、プロセスIDがpidであるプロセスが終了したことを検出しました。
ディレクトリpathにアクセスできません。環境変数$OD_HOMEが設定されていないか、設定に誤りがあります。
キューまたはキューグループxxxの作成に失敗しました。configファイルのmax_impl_rep_entriesの値を増やし、CORBAサービス(ObjectDirector)を再起動する必要があります。
キューイングポリシファイルの内容に異常があります。
キューイングポリシファイルのキューxxxの上限値が無効です。
キューイングポリシファイルに定義されたキューの上限値の合計がxxxだけ上限を超えています。
キューイングポリシの作成に失敗しました。
キューポリシファイルに誤りがあるか、またはimpl.dbに登録されているインプリメンテーション情報の数よりconfig中のパラメタmax_impl_rep_entriesが小さく設定されている可能性があります。
リクエストidがodcntlqueコマンドによってキャンセルされました。
OD_stopが実行されたがタイムアウトまでに完了しないリクエストがありました。ODはタイムアウトと判断し終了処理を行いました。
注)
S99startod起動時にこのメッセージが表示された場合は、システムパラメタのチューニングを行うか、odrmipcコマンドで不要なシステム資源を削除する必要があります。S99startod以外のプログラム起動で表示された場合は、CORBAサービス(ObjectDirector)が起動されていません。
S99startod起動時にこのメッセージが表示された場合は、odrmipcコマンドで不要なシステム資源を削除するなど、システム資源の状態を確認してください。S99startod以外のプログラム起動で表示された場合は、CORBAサービス(ObjectDirector)が起動されていません。