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Interstage Application Server V12.0.0 Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

10.4.3 互換情報

V7.0以前のInfoProvider ProとInterstage HTTP Server 2.2(Apache HTTP Server 2.2ベース)の互換情報として、機能仕様の違いを以下の表に示します。


注意

  • InfoProvider Proの一部の機能は、Interstage HTTP Server 2.2では使用できません。Interstage HTTP Server 2.2において使用可能な機能を設定して運用してください。

  • ここでは、主要な機能の違いについて説明しています。

    Interstage HTTP Server 2.2の詳細な機能内容については、本マニュアルの各説明を参照してください。

    InfoProvider Proの詳細については、移行するInfoProvider Proのバージョンの「Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)」を参照してください。


項目

機能仕様の違い

InfoProvider Pro

Interstage HTTP Server 2.2

機能

ポート番号

インストール時にデフォルト値で設定すると、以下のポート番号を使用します。

  • [V5の場合]
    80

  • [V6以降の場合]
    81

インストール時にデフォルト値で設定すると、ポート番号「80」を使用します。

コード変換

サポートしています。

サポートしていません。

拡張CGI

サポートしています。

サポートしていません。

特定アプリケーション向けインタフェース

サポートしています。

サポートしていません。

WebGateway連携

サポートしています。

サポートしていません。

NETSTAGE高速連携

サポートしています。

サポートしていません。

オンライン照合機能

サポートしています。

サポートしていません。

Serverヘッダ抑止

サポートしています。

サポートしていません。

環境設定

環境定義ファイル

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。


C:\Interstage\F3FMwww\conf\F3FMwww.dat


/etc/opt/FSUNprovd/HTTPD.conf

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。

  • [デフォルトのWebサーバの場合]
    C:\Interstage\F3FMahs\conf\httpd.conf

  • [複数Webサーバ運用のWebサーバの場合]
    <Webサーバ資源の格納ディレクトリ>\conf\httpd.conf

  • [デフォルトのWebサーバの場合]
    /etc/opt/FJSVahs/conf/httpd.conf

  • [複数Webサーバ運用のWebサーバの場合]
    <Webサーバ資源の格納ディレクトリ>/conf/httpd.conf

セキュリティ管理ファイル

環境定義ファイルに指定したパスに、ファイル(ファイル名:任意)を格納します。

セキュリティ管理ファイルは、ありません。環境定義ファイル(httpd.conf)に含まれます。

SSL環境定義ファイル

環境定義ファイルに指定したパスに、ファイル(ファイル名:任意)を格納します。

SSL環境定義ファイルは、ありません。環境定義ファイル(httpd.conf)に含まれます。

拡張CGI環境定義ファイル

環境定義ファイルに指定したパスに、ファイル(ファイル名:任意)を格納します。

拡張CGI環境定義ファイルは、ありません。

セション管理Extension環境定義ファイル

環境定義ファイルに指定したパスに、ファイル(ファイル名:任意)を格納します。

セション管理Extension環境定義ファイルは、ありません。

運用・保守

起動

ippstartコマンドでWebサーバを起動します。

以下のどちらかの方法でWebサーバを起動します。

  • サービス(Interstage HTTP Server 2.2)

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

停止

ippstopコマンドでWebサーバを停止します。

以下のどちらかの方法でWebサーバを停止します。

  • サービス(Interstage HTTP Server 2.2)

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

再起動

ipprestartコマンドでWebサーバを再起動します。

以下の方法でWebサーバを再起動します。

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

サービス起動


ippstartsvコマンドでサービスを起動します。


サービス(Interstage HTTP Server 2.2)を起動します。

サービス停止


ippstopsvコマンドでサービスを停止します。


サービス(Interstage HTTP Server 2.2)を停止します。

自動起動/自動停止


ippsetstartupコマンドで自動起動/自動停止を設定します。


サービス(Interstage HTTP Server 2.2)で自動起動/自動停止を設定します。


以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止するように設定します。
/opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautosetup.sh

以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止しないように設定します。
/opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautoclean.sh

(RHEL7)
以下のunitファイルで自動起動を行います。
FJSVahs_start.service

以下のunitファイルで自動停止を行います。
FJSVahs_stop.service

(RHEL6)
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録されます。

  • /etc/rc0.d/K17ahs

  • /etc/rc1.d/K17ahs

  • /etc/rc2.d/K17ahs

  • /etc/rc3.d/S51ahs

  • /etc/rcS.d/K17ahs

(RHEL6)

  • /etc/rc0.d/K14ahs

  • /etc/rc1.d/K14ahs

  • /etc/rc2.d/S86ahs

  • /etc/rc3.d/S86ahs

  • /etc/rc4.d/S86ahs

  • /etc/rc5.d/S86ahs

  • /etc/rc6.d/K14ahs

アクセスログ


アクセスログは、出力されません。


初期設定では、以下のファイルに出力されます。
/var/opt/FSUNprovd/acs_<IPアドレス>_<ポート番号>

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\accesslog


/var/opt/FJSVahs/logs/accesslog

エラーログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMwww\log\F3FMwww.errlog


/var/opt/FSUNprovd/errlog

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\errorlog


/var/opt/FJSVahs/logs/errorlog

コマンドログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMwww\log\cmdmsg.log


/var/opt/FSUNprovd/cmdmsg.log

コマンドログは、出力されません。コマンドでエラーが発生すると、メッセージまたはエラーログに出力されます。

トレースログ

トレースログは、出力されません。

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\tracelog


/var/opt/FJSVahs/logs/tracelog

動作状態表示方法

ippdispコマンドで動作状態を表示します。

サーバステータスの監視機能で動作状態を表示します。

メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行)方法

以下の方法でバックアップ・リストアを行います。

  • ippbackup/ipprestoreコマンド


  • メンテナンスの一括実行(セクション[IPP])

以下の方法でバックアップ・リストアを行います。

  • ahsbackup/ahsrestoreコマンド

  • メンテナンスの一括実行(セクション[AHS])

Enterprise Edition
クラスタサービス

以下の方法でクラスタサービスの環境を設定します。


InfoProvider Proのサービス


InfoProvider Proの状態遷移プロシジャ

以下の方法でクラスタサービスの環境を設定します。


Interstage HTTP Server 2.2のサービス


Interstage HTTP Server 2.2のCmdlineリソース

コマンド

同じ機能のコマンド

ippstart

  • httpd

  • apachectl

  • httpd

ippstop

  • httpd

  • apachectl

  • httpd

ipprestart

  • httpd

  • apachectl

  • httpd


ippstartsv

同じ機能のコマンドは、ありません。


ippstopsv

同じ機能のコマンドは、ありません。


ippsetstartup

同じ機能のコマンドは、ありません。

ippdisp

同じ機能のコマンドは、ありません。

ippadpasswd

htpasswd

ippregistupin

ihsregistupin

ippbackup

ahsbackup

ipprestore

ahsrestore

コマンド格納先

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。


C:\Interstage\F3FMwww\Program


/opt/FSUNprovd/bin

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。


C:\Interstage\F3FMahs\bin


/opt/FJSVahs/bin

メッセージ

出力メッセージ

以下のメッセージが出力されます。

  • メッセージラベルのないメッセージ

  • エラーログ

以下のメッセージが出力されます。

  • ahsで始まるメッセージ

  • エラーログ

< >:< >内は、可変情報であることを示します。