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Interstage Application Server V12.0.0 チューニングガイド
FUJITSU Software

付録I RHEL7のunitファイルでの環境定義

Linux(RHEL7)でオペレーティングシステム起動時に本製品のサービスを自動起動する場合、一部の環境設定は、各サービスが提供する起動用unitファイルに対して、定義内容を追加する必要があります。


unitファイルに追加の環境設定を行う場合は、システム管理者権限で以下の作業を行ってください。

環境定義用unitファイルの作成

環境定義を追加するための新規のunitファイルを作成して、以下のように記載します。


.include /usr/lib/systemd/system/<起動用unitファイル名>

# 以降、追加の定義内容


注意

環境定義用unitファイルには、システム管理者だけが編集可能になるようアクセス権限を設定してください。

指定可能な<起動用unitファイル名>は以下です。

環境定義用unitファイルの記載

環境定義用unitファイルの記載例を以下に示します。

.include /usr/lib/systemd/system/FJSVisjmx_start.service

[Service]
Environment="ENV1=env1"

環境定義用unitファイルの配置と有効化

作成した環境定義用unitファイルを、ファイル名が<起動用unitファイル名>と同じになるようにして以下のパスに配置します。


/etc/systemd/system/<起動用unitファイル名>

次に、以下を実行します。

/usr/bin/systemctl enable <起動用unitファイル名>

上記を実行後、システムを再起動してください。

注意

<起動用unitファイル名>には、フルパスではなくファイル名だけを指定してください。