1台のサーバに、リポジトリサーバを構築する場合のチューニングについて説明します。
■Webサーバ(Interstage HTTP Server)のチューニング
リポジトリサーバのチューニングは、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義を変更することにより行います。
詳細については、“付録E Interstage HTTP Serverの環境定義”を参照してください。
以下のディレクティブに、想定する同時アクセス最大数以上を設定します。(初期値:50)
ThreadsPerChild
MaxClients
Timeoutにクライアントとの間でデータパケットを送受信するときに待機する最長の時間(秒)を指定します。(初期値:600)
◆チューニングの例
想定する同時アクセス最大数が256ユーザのシステムの場合
Interstage HTTP Server
ThreadsPerChild=256+α(注1)
Timeout=600(注2)
Interstage HTTP Server
MaxClients=256+α(注1)
Timeout=600(注2)
注1) システムを安定稼動させるため、αには10~100までの値を設定してください。
注2) 接続しているネットワークのトラフィックが増大し、接続が頻繁に中断される場合には、本時間を増やしてください。
■TCP/IPパラメタのチューニング
セション管理の運用を行う場合は、リポジトリサーバ(更新系)のマシンのTCP/IPパラメタのチューニングを行います。(注)
詳細については、“3.3 TCP/IPパラメタのチューニング”を参照してください。
注) リポジトリサーバ(更新系)への同時アクセス最大数が増大し、セション管理サーバとの通信に失敗し、以下のメッセージが出力される場合があります。この場合には、TCP/IPパラメタのチューニングを行ってください。
sso00114
sso00119