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Interstage Studio V12.0.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.3.5 WSDLからサービスエンドポイントインタフェースを作成する

Webサービスを呼び出す場合や、WSDLからWebサービスを作成する場合にはサービスエンドポイントインタフェースが必要です。サービスエンドポイントインタフェースはWSDLから作成します。

サービスエンドポイントインタフェースの作成

サービスエンドポイントインタフェースは、ijwsimportコマンドを使用してWSDLから作成します。

サービスエンドポイントインタフェースの作成手順

  1. コマンドプロンプトを開き、作業フォルダを作成します。
    例:mkdir temp

  2. 作業フォルダに移動します。
    例:cd temp

  3. ソース出力先フォルダを作成します。
    例:mkdir src

  4. ijwsimportコマンドを使用して、作業フォルダにWebサービスクライアントに必要なソースを生成します。
    ijwsimport -p <パッケージ名> -s <ソース出力先フォルダ> -keep <WSDLのURL>
    例: ijwsimport -p stub -s src -keep http://localhost/WebServiceSample/PopulationRankingService?wsdl

  5. Webサービスクライアントプロジェクトのソースフォルダ配下に、4.の<ソース出力先フォルダ>のソースファイルをパッケージフォルダごとコピーします。WSDLファイルは不要です。

  6. Webサービスクライアントプロジェクトを選択して、[F5]キーを押します。

  7. 作業フォルダを削除します。

上記5.および6.で追加したソースファイルでエラーが検出される場合には、引き続いて以下の手順でビルドパスの設定を行ってください。

  1. Webサービスクライアントプロジェクトを選択して、右クリックでコンテキストメニューから[プロパティー]を選択します。

  2. [Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブ > [外部JARの追加]で以下に存在するJARファイルを追加します。
    <製品インストールフォルダ>\APS\F3FMisje7\glassfish\modules\endorsed
    <製品インストールフォルダ>\APS\F3FMisje7\glassfish\lib\endorsed

  3. 続けて[順序およびエクスポート]タブで、2.で追加したJARファイルを[JRE システム・ライブラリー]よりも上に移動して[OK]ボタンを押してください。

ijwsimportコマンドやWSDLのURLについては、"Interstage Application Server Java EE 7 設計・構築・運用ガイド"の"Webサービスアプリケーションの開発"の"配備とWSDLの取得・保管"を参照してください。

注意

以下の場合に、Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して取得し、プロジェクト内にコピーされたWSDLファイルについて、WSDLの検証エラーが発生することがあります。

  • Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行してWSDLファイルを取得した後に、Webサービスアプリケーションを更新(サービスの追加など)し、再度Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して、更新されたWSDLファイルを取得した場合

上記の場合に、初めのWSDLファイル取得時に、WSDLファイルで参照されているXML Schemaファイルがワークベンチのキャッシュに登録されます。再度Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して、更新されたWSDLファイルを取得しても、WSDLの検証ではキャッシュされたXML Schemaを用いて検証が行われるため、WSDLファイルとXML Schemaが不整合となり、検証エラーが発生するものです。

エラーが発生した場合は、以下の手順で回避できます。

  1. ワークベンチのメニューから[ウィンドウ] > [設定]を実行して設定ダイアログボックスを開きます。

  2. [設定]ダイアログボックスで、[一般] > [ネットワーク接続] > [キャッシュ]を選択して、[キャッシュ]ページを開きます。

  3. [キャッシュ・エントリー]からWSDLファイルで参照しているXML Schemaファイルを選択して、[除去]をクリックします。

  4. ワークベンチのメニューから[プロジェクト] > [クリーン]を実行します。

  5. [クリーン]ダイアログボックスで、問題が発生しているプロジェクトを選択して、[OK]をクリックします。