ここでは、以下のようにJPAを使用したアプリケーションの開発を進めます。
データベースの準備
JPAアプリケーションのためのデータベースの環境を準備します。
永続性ユニットの作成
動的Webプロジェクトの作成
JPAアプリケーションを作成するために、まず動的Webプロジェクトを作成します。ウィザードに従って動的Webプロジェクトを作成することで、ビルドに必要なクラスパスの設定などが自動的に行われます。
persistence.xmlの編集
永続性ユニットで使用するデータソースをpersistence.xmlに記述します。
Entityの作成
以下の手順でEntityを作成します。
エンティティクラスの作成
ウィザードでエンティティクラスを作成します。
Entityアノテーションの設定
JPA構造ビューとJPA詳細ビューを使用し、作成したクラスにEntityアノテーションを設定します。
テーブルとの関連付け
JPA構造ビューとJPA詳細ビューを使用し、Entityとデータベーステーブルの関連付けを行います。
フィールドの追加
Entityに永続項目となるフィールドを追加します。
列との関連付け
JPA構造ビューとJPA詳細ビューを使用し、永続フィールドとデータベースの関連付けを行います。
getメソッドの追加
永続フィールドにアクセスするためのgetメソッドを追加します。
ロジッククラスの作成
クラスの作成
ウィザードでJavaクラスを作成します。
ロジッククラスの実装
ロジッククラスにEntityを使用したデータベースアクセス処理の実装を行います。
Webアプリケーションの作成
以下の手順でクライアントとなるWebアプリケーションを作成します。
サーブレットクラスの作成
Webアプリケーションのリクエストを受け付けるコントローラとしてのサーブレットをウィザードで作成します。
Dependency Injectionの指定
ロジッククラスではEntityを使用したデータベースアクセス処理を行うためEntityManagerFactoryが必要です。そのオブジェクトを取得するためにフィールドにDependency Injectionを指定します。
サーブレットクラスの実装
ロジッククラスの呼び出しを含めたサーブレットの実装処理を行います。
入出力画面の作成
Webアプリケーションの入出力画面をウィザードで作成します。
Interstage Application ServerのJDBC設定
永続性ユニットで指定したデータソースをJava EEコンテナで使用可能にするために以下の手順で環境を設定します。
Interstage Java EE 7管理コンソールの起動
サーバビューからInterstage Java EE 7管理コンソールを起動します。
JDBC Connection Poolの作成
Interstage Java EE 7管理コンソールでJDBC Connection Poolを作成します。
JDBC Resourceの作成
Interstage Java EE 7管理コンソールでJDBC Resourceを作成します。
アプリケーションの動作確認
以下の手順でアプリケーションの動作確認を行います。
プロジェクトとサーバの関連付け
アプリケーションをどのサーバに配備するかを設定します。動的Webプロジェクトをサーバに追加します。
ブレークポイントの設定
実行時にデバッガでプログラムの動作を確認するため、ブレークポイントを設定します。
サーバの起動
Webブラウザからのアプリケーションに対するリクエストを受けつけられるように、サーバを起動します。サーバ起動前に配備は自動的に行われます。
アプリケーションの実行
Webブラウザを起動し、アプリケーションのURLにアクセスすることで動作確認を開始します。
アプリケーションのデバッグ
プログラムをデバッグし、アプリケーションが正常に動作することを確認します。
運用環境へのアプリケーションの配布
以下の手順で運用環境への配布を行います。
アプリケーションのエクスポート
運用環境へアプリケーションを配布するため、WARファイルを作成します。
運用環境への配布
Interstage Java EE 7管理コンソールからWARファイルを配備します。