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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

E.7.3 VMwareスクリプトの動作環境の初期設定

VMwareスクリプトの動作環境の初期設定として、VMBackup.iniファイルの設定、パスワードの暗号化を実施します。

VMBackup.iniファイルの設定

VMBackup.iniファイル(外部定義ファイル)に、以下の情報を記述します。

パラメーター名

説明

Server

vCenterサーバの、IPアドレスまたはサーバ名を指定します。

User

vCenterサーバのユーザー名を指定します。

VM

VMwareスクリプトが対象とするETERNUS ディスクアレイ上のVMのうち、バックアップ対象のすべてのVM名をコンマ(,)区切りで列挙します。VM名には、ワイルドカード(*)を使用できます。
ほかのETERNUS ディスクアレイ上のVM名を指定しないでください。

LUCmdPath

AdvancedCopy Manager CCMのbinディレクトリを、フルパスで指定します。

Quiesce

スナップショット取得時の静止ゲストファイルシステムのオプションの有効/無効を選択します。有効にする場合はON、無効にする場合はOFFを指定してください。
本パラメーターの指定はバックアップ対象の全仮想マシンに対して適用されます。
ONを指定する場合、バックアップ対象の全仮想マシンにVMware Toolsをインストールしてください。
本パラメーターを省略した場合、またはON/OFF以外を指定した場合は、OFFが指定されたものとして動作します。

以下は、VMBackup.iniファイルの記述例です。

Server=vcserver
User=administrator
VM=VM*,Template
LUCmdPath=C:\ETERNUS_SF\CCM\bin
Quiesce=ON

パスワードの暗号化

コマンドプロンプトから、PowerShellでInit.ps1(初期処理スクリプト)を実行します。以下は、実行例です。

> powershell C:\Script_ETERNUS_1\exe\Init.ps1

パスワード入力を促すメッセージが表示されます。VMBackup.iniファイルで指定したユーザーの、vCenterサーバにログインするパスワードを入力してください。

処理が正常終了すると、VMBackup.iniファイルが格納されているディレクトリに、Password.txtファイルが作成されます。

注意

vCenterサーバにログインするパスワードを変更したときは、Password.txtファイルを再作成するために、Init.ps1を再実行してください。