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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

15.1.8 ODX(Offloaded Data Transfer)との併用

Offloaded Data Transfer(以降、ODXと略します)機能をサポートしたETERNUS ディスクアレイを利用する場合、Windows Server 2012以降のオフロードデータ転送機能により、ファイルのコピーまたは移動時にETERNUS ディスクアレイ内でODXセッションが起動します。しかし、ODXセッションが動作中のボリュームをコピー先として、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。そのため、オフロードデータ転送によるファイルのコピーまたは移動中の領域を含むボリュームをコピー先として、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行すると、エラーメッセージを表示して、コマンドが異常終了する場合があります。

コマンドが異常終了した場合は、Webコンソールでコピー先ボリュームにODXセッションが存在しないことを確認してから、再実行してください。

エラーが解消されない場合

コピーの対象となるボリュームを見直すか、以下のどちらかの方法で一時的にODXセッションが動作しないよう対処を実施してから、再実行してください。

  • Windows Server 2012以降のオフロードデータ転送(ODX)を無効化する
    無効化する方法は、以下URLで公開されているマイクロソフト社の提示手順に従ってください。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj200627.aspx
    この設定は、作業対象のサーバだけに影響します。

  • ETERNUS ディスクアレイのOffloaded Data Transfer機能を停止する
    停止方法は、ETERNUS ディスクアレイのマニュアルを参照してください。
    この設定は、ETERNUS ディスクアレイを利用するすべてのサーバに影響します。

図15.6 ODXとの併用

注: ファームウェア版数がV10L50より前の以下のETERNUS ディスクアレイでは、ODXセッションが実行中のボリュームに対して、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。