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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

1.2.2 レプリケーション機能とは

AdvancedCopy Managerのレプリケーション機能は、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を使用してレプリケーションの運用管理を実現します。

これにより、以下のレプリケーション運用が可能です。

高速レプリケーション運用

ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能)を使用して、ボリューム容量にかかわらず、高速にボリューム間レプリケーション(複製)を行います。そのため、レプリケーションのための業務停止時間を大幅に短縮できます。
アドバンスト・コピー機能の更新差分コピーを利用すると、より高速なレプリケーションが可能です。

バックアップ機能にある履歴管理がないため、一時バックアップに適しています。

Exchange Server、SQL Server、Symfoware、Hyper-Vと連携したレプリケーション運用

Exchange Server、SQL Server、Symfoware、Hyper-Vと連携して、業務を停止することなく、高速にレプリケーションが可能です。

Oracleと連携したレプリケーション運用(サンプルシェルスクリプト)

AdvancedCopy ManagerのコマンドとOracleの操作を組み合わせた、サンプルシェルスクリプトを提供します。

Storage Cluster コンティニュアス コピー機能

Storage Cluster環境において、Primaryストレージでアドバンスト・コピー実施中にフェイルオーバが発生した場合、Primaryストレージが停止しても、Secondaryストレージで自動的にアドバンスト・コピーの処理を引き継いでコピー運用を継続できます。
詳細は、「第12章 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能」を参照してください。

参考

バックアップ運用との主な違いは、以下のとおりです。

  • バックアップ運用ではポリシー管理、履歴管理が可能ですが、レプリケーション運用にはありません。

  • レプリケーション運用では、2つのボリューム間でのレプリケーション(複製)が可能です。