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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 クラスタ適用ガイド
FUJITSU Storage

5.1.5 AdvancedCopy Manager CCMの環境設定

AdvancedCopy Manager CCMの環境を設定する場合は、ETERNUS SF Managerを起動したあと、以下の手順を実施してください。

ポイント

本項に記載のある以下のコマンドは、AdvancedCopy Manager CCMのコマンドです。これらのコマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。

  • acarray removeコマンド

  • acutil devsコマンド

  • acarray addコマンド

  1. 環境変数PATHを設定します。

    環境変数PATHに、AdvancedCopy Manager CCMのbinディレクトリを追加してください。
    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMのセットアップ」にある「環境変数PATHの設定」を参照してください。

  2. ネットワーク環境を設定します。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMのセットアップ」にある「ネットワーク環境の設定」を参照してください。

  3. ユーザーアカウントを作成します。

    AdvancedCopy Manager CCMを利用するためのユーザーを作成してください。
    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「CCM利用ユーザーの作成」を参照してください。

  4. クラスタシステムを構成しているすべてのノードで、アクセスボリュームを設定します。

    詳細は、「4.1 カスタマイズ項目の確認」、および『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「アクセスボリュームの設定」を参照してください。

  5. ETERNUS ディスクアレイを登録します。

    以下の手順に従って、ETERNUS ディスクアレイを登録してください。

    ETERNUS ディスクアレイを登録済みの場合は、acarray removeコマンドを利用して登録を一旦削除したあと、以下の手順に従って再登録してください。

    1. acutil devsコマンドを実行して、出力結果を確認します。ETERNUS ディスクアレイのBox ID(BOX-ID)と論理ボリューム番号(LV No)を基に、使用するアクセスボリュームを特定して、Deviceの値を確認してください。

      >acutil devs
      Device         BOX-ID                                   LV No Size
      -------------- ---------------------------------------- ----- -------
      PHYSICALDRIVE4 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x61  1048576
      PHYSICALDRIVE5 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x62  1048576
      PHYSICALDRIVE6 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003## 0x63  1048576
    2. 上記a.で確認したDeviceの値を deviceValue に指定してacarray addコマンドを実行することで、ETERNUS ディスクアレイを登録します。

      >acarray add -a diskArrayName -ip ipAddress -user userName -password password -path deviceValue

      以下は、使用するアクセスボリュームのBOX-IDが"00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003##"、LV Noが"0x61"の場合のコマンド実行例です。

      >acarray add -a E8000 -ip 192.0.2.10 -user **** -password **** -path PHYSICALDRIVE4
      Successful completion.

      ポイント

      • クラスタシステムを構成しているすべてのノードで、同じアクセスボリュームを使用してください。

      • アクセスボリュームを使用する場合は、ETERNUS ディスクアレイを登録するときに、-pathオプション付きでacarray addコマンドを実行してください。

  6. コピーグループを作成します。

    詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーグループの作成」を参照してください。

  7. コピーペアを追加します。

    作成したコピーグループに、コピーペアを追加してください。
    詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーペアの追加」を参照してください。

  8. コピーボリューム保護を設定します。

    オペレーションミスなどでボリュームを破壊することを防ぐため、業務ボリュームにボリューム保護機能を設定できます。
    詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コピーボリューム保護の設定」を参照してください。

  9. CCMサーバ業務の環境設定ファイルをバックアップします。

    不測の事態に備えて、環境設定ファイルをバックアップしてください。バックアップするファイルは、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。

以上で、Windows版クラスタシステムでのカスタマイズ作業は終了です。