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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 導入ガイド
FUJITSU Storage

6.1.2 起動IPアドレスの設定

Storage Cruiserエージェントが正しいLAN経路でStorage Cruiserマネージャーと通信するために、管理対象サーバが通信に使用するIPアドレス(管理LANのIPアドレス)を、「起動IPアドレス」に設定します。

Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境、AIX環境の場合は、以下の手順で起動IPアドレスを設定してください。
Windows環境の場合は、以下のどちらかの方法でStorage Cruiserエージェントのインストール作業を実施したときだけ本作業が必要です。

Windows環境の場合
  1. Storage Cruiserエージェントが動作中の場合は、Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。

    1. サービス画面を開きます。

      • Windows Server 2012以降の場合
        [コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。

      • 上記以外のWindows環境の場合
        [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。

    2. "ETERNUS SF Storage Cruiser Agent"を選択し、[停止]ボタンをクリックします。

  2. Storage Cruiserエージェントに起動IPアドレスを設定します。

    > $INS_DIR\ESC\Agent\bin\setagtip -i <IPアドレス>

    $INS_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。

Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境、AIX環境の場合
  1. Storage Cruiserエージェントが動作中の場合は、以下のコマンドを実行して、Storage Cruiserエージェントを停止します。

    # /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt
  2. Storage Cruiserエージェントに、起動IPアドレスを設定します。

    # /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i <IPアドレス>

ポイント

起動IPアドレスの設定値について

管理対象サーバに設定されているIPアドレスに応じて、以下のように設定してください。

  • IPアドレスが管理対象サーバに1つだけ設定されている場合は、そのIPアドレスを設定します。

  • IPアドレスが管理対象サーバに複数設定されている場合は、管理対象サーバと運用管理サーバのネットワーク構成から起動IPアドレスを選択し、設定します。基本的に、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているIPアドレスを設定します。

  • ファイアーウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、サーバ本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。

注意

IPv6アドレスを使用する場合は、以下の注意事項があります。

  • グローバルアドレスだけサポートします。

  • WebコンソールはRFC5952に準拠してIPアドレスを表示します。このため、本コマンドで指定した内容とIPアドレスの表示形式が異なる場合があります。