サイレントインストールは、以下の手順で実行します。
インストールパラメーターファイルの編集
サイレントインストールの実行
アップグレードインストールの手順は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 移行ガイド』を参照してください。
デフォルトインストールを利用する場合は、本作業が不要です。
インストールパラメーターファイルは、インストール先ディレクトリやポート番号などのインストールパラメーターを指定するファイルです。このファイルはDVD-ROMに格納されており、各インストールパラメーターには初期値が設定されています。インストールパラメーターファイルの詳細は、「D.3 Windows版インストールパラメーターファイル(Storage Cruiserエージェント用)」を参照してください。
インストールパラメーターファイルは、本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」に格納されています。
格納場所
<DVD-ROMドライブ>\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagt_parameter.ini
インストールパラメーターを変更する場合は、DVD-ROMにあるインストールパラメーターファイルを任意の場所にコピーし、コピーしたファイルを編集してください。各インストールパラメーターの説明は、「D.4 Windows版インストールパラメーター(Storage Cruiserエージェント用)」を参照してください。
Storage Cruiserエージェント(Windows版)のサイレントインストール手順は、以下のとおりです。
作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
本バージョンレベルの「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。なお、自動起動によってインストーラ画面が表示されている場合は、インストーラを終了させます。
コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
以下のサイレントインストール用のコマンドを実行し、インストールします。
デフォルトインストールの場合
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
<DVD-ROMドライブ>\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagtsilentinstall.bat [-l <インストールログファイル>]
カスタムインストールの場合
<インストールパラメーターファイル>は絶対パスで指定します。<インストールパラメーターファイル>の指定は必須です。
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
<DVD-ROMドライブ>\Agent_windows\Storage_Cruiser\windows_x86\scagtsilentinstall.bat -s <インストールパラメーターファイル> [-l <インストールログファイル>]
ポイント
インストールログファイルの指定がない場合、環境変数TEMPで指定されている作業用ディレクトリにscagtsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。
指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。
インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。
インストールパラメーターファイルおよびインストールログファイルのパスが半角空白を含む場合は、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
インストールパラメーターファイルおよびインストールログファイルのパス名には、【 " | : * ? / . < > % & ^ ; ! 】を使用できません。
注意
オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。
サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。
デフォルトインストールの場合、または、カスタムインストールでインストールパラメーターファイルの"Agent_server_IP_address"にIPアドレスを指定しなかった場合は、インストール完了後にsetagtipコマンドでエージェント情報の設定が必要です。
インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。
インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。
サイレントインストール用のコマンドの復帰値を確認してください。なお、必要に応じて、インストールログファイルを確認してください。ただし、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が3または9の場合、インストールログファイルは作成されません。コマンドの復帰値の説明は、「E.2 サイレントインストール(Storage Cruiserエージェント)の復帰値」を参照してください。
インストール結果は、インストールログファイルでも確認できます。
インストールログファイルを開き、[ResponseResult]セクションの"ResultCode"を参照してください。"ResultCode"には、サイレントインストール用のコマンドの復帰値が書き込まれています。
以上で、Storage Cruiserエージェント(Windows版)のインストールは終了です。
「6.1 Storage Cruiserエージェントのセットアップ」を参照して、Storage Cruiserエージェントをセットアップしてください。