AdvancedCopy Managerのエージェント利用型運用は、以下の2種類の機能を提供しています。
バックアップ機能/リストア機能
コピーしたデータを、履歴として世代管理する運用に向いている機能です。
レプリケーション機能とは異なり、コピーしたデータをバックアップ以外の用途で使用できません。
バックアップポリシーを定義することで、そのポリシーに従ったバックアップ運用を実現できます。
本機能では、コピーしたデータが世代管理されます。リストア時にデータの世代番号を指定することで、どの世代のデータも簡単にリストアできます。
なお、本機能は、データを別のストレージ装置にコピーする機能には未対応です。データを別のストレージ装置にコピーして運用する場合は、レプリケーション機能を利用してください。
注意
本機能は、Storage Clusterコンティニュアスコピー機能に未対応です。
レプリケーション機能
コピーしたデータを、バックアップとは別の用途で使用する運用(例えば、実際のデータを使って業務アプリケーションを作成するなど)に向いている機能です。
遠隔地を含めて、データを別のETERNUS ディスクアレイにコピーできます。
データのレプリケーション元とレプリケーション先の資源を1つのペアとして定義し、そのペア間でデータをコピーします。レプリケーション機能には世代管理機能がないため、1つのレプリケーション元から複数のデータを作るには、複数のペアを定義する必要があります。
本機能は、ETERNUS VX700 seriesには未対応です。
以下の選択基準を参考に、利用する機能を決定してください。
提供機能 | 選択基準 |
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バックアップ機能/リストア機能 |
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レプリケーション機能 |
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