ETERNUS SF ManagerをStorage Cruiserマネージャーとしてセットアップする手順の概要は、以下のとおりです。
手順の詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。
Storage Cruiserを利用できるユーザーアカウントを作成・登録します。
ユーザーアカウントに付与する権限によって、操作できる範囲が以下のように異なるので注意してください。
ESF Adminロール | OSの管理者権限 | |
---|---|---|
あり | なし | |
あり | Webコンソールおよびコマンドのどちらも使用できる | Webコンソールだけ使用できる |
なし | コマンドだけ使用できる | Webコンソールおよびコマンドのどちらも使用できない |
ポイント
シングル・サインオンで運用しているシステムでは、作成したユーザーアカウントを、ユーザーアカウント管理機構に登録し、そのユーザーアカウントで運用管理サーバにログインできるようにしてください。例えば、Windows環境において、運用管理サーバがActive Directoryドメインに所属している場合は、所属するActive Directoryドメインにユーザーアカウントを追加します。
Storage Cruiserのコマンドは、OSの管理者権限を持つユーザーだけが実行可能です。
ファイアーウォールを設定します。
Webコンソールを利用するPCから運用管理サーバに接続できるように、ファイアーウォールの設定をします。
Webコンソールを起動し、Webコンソールから運用管理サーバにログインできることを確認します。
使用できるWebブラウザとそのバージョン、Webコンソールの起動方法、およびログイン方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』を参照してください。
ポイント
「第9章 Storage Cruiser運用環境の構築」以降に記載されている作業は、Webコンソールを使って操作します。このため、Webコンソールを操作できる状態になっていることを、必ず確認してください。
Storage Cruiserで管理するすべてのETERNUS ディスクアレイに対して、Storage Cruiserの使用ライセンスを登録します。
ポイント
ライセンスの登録方法には、Webコンソールおよびコマンドの2通りがあります。
ただし、ここでライセンスを登録する場合は、コマンドを利用してください。
Webコンソールを利用してライセンスを登録できるのは、Storage Cruiserに装置登録されているETERNUS ディスクアレイだけです。一方、コマンドでは、装置登録されていないETERNUS ディスクアレイにもライセンスを登録できます。
Webコンソールでのライセンス登録は、「9.2 装置の登録」後に実施できます。
ライセンスの詳細および登録方法は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。