ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 クイックリファレンス
FUJITSU Storage

1.4 運用形態

Expressは、複数のETERNUS ディスクアレイを管理できます。

以下のようなシステム環境で運用できます。なお、ExpressはIPv6環境での運用をサポートしていないため、IPv4環境で運用してください。

基本構成

ExpressマネージャーおよびWebコンソールを、1台のサーバ内に共存できます。

図1.1 Expressの基本システム構成例

ExpressマネージャーとWebコンソールを異なるサーバで動作させることも可能です。その環境の場合、Webコンソールは、ネットワーク(HTTPS通信)を介してExpressマネージャーにアクセスします。

アドバンスト・コピー機能を利用する場合の構成

Expressでは、運用管理サーバからETERNUS ディスクアレイにアドバンスト・コピーを指示します。
アドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。

SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、以下のとおりです。

装置名

SAN経由コピー制御機能での運用

LAN経由コピー制御機能での運用

運用の可否

対応ファームウェア版数

運用の可否

対応ファームウェア版数

ETERNUS DX60 S4/S3
ETERNUS DX100 S4/S3
ETERNUS DX200 S4/S3

全版数

全版数

ETERNUS DX60 S2

全版数

×

ETERNUS DX80 S2
ETERNUS DX90 S2

全版数

全版数

ETERNUS DX60

全版数

×

ETERNUS AF250
ETERNUS DX200F

全版数

全版数

SAN経由コピー制御機能を利用する場合は、以下の図のように、ETERNUS ディスクアレイ内に、運用管理サーバがアクセスできる論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。ETERNUS ディスクアレイの中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリューム用として、運用管理サーバに割り当てる必要があります。

図1.2 SAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

LAN経由コピー制御機能を利用する場合は、アクセスボリュームが不要です。

図1.3 LAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

ETERNUS ディスクアレイのNAS管理

ETERNUS SFでは、運用管理サーバと管理LANで接続されたETERNUS ディスクアレイのNASファイルシステムを運用するための様々な機能を利用できます。
Expressは、NAS環境の管理機能を提供します。

NAS環境の管理は、運用管理サーバまたはWebコンソールから実施します。

NAS環境の管理機能の概要と運用方法は、『ETERNUS SF Express 運用ガイド』を参照してください。