記述形式
cgname_add.sh [-c CPUSharesの値] [-m MemoryLimitの値] [-sys サブシステム番号] [-n 業務名] |
機能説明
指定されたCPU時間の相対的配分、物理メモリ使用量の最大値で、対象のサブシステムのcgroupを設定します。
オプション
-c CPUSharesの値
CPU時間の相対的配分の値を指定します。2以上の値が指定できます。省略した場合、1024になります。
-m MemoryLimitの値
物理メモリ使用量の最大値を指定します。1以上の値が指定できます。省略した場合、1Gになります。
単位としてK(キロバイト)、M(メガバイト)、G(ギガバイト)、T(テラバイト)が使用できます。
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
-n 業務名
業務名を指定します。指定された業務名に対応したcgroup名(デフォルト名_業務名)が作成されます。半角英数字16文字以内で指定してください。省略した場合、cgroup名はデフォルト値になります。cgroup名のデフォルト値については、以下のとおりです。
Red Hat Enterprise Linux 6の場合 (n:サブシステム番号(0-9))
swomgr/subsysn
Red Hat Enterprise Linux 7の場合 (n:サブシステム番号(0-9))
system-swomgr-subsysn.slice
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 |
|
2 | 追加しようとしたcgroup名は、すでにcgconfig.confに定義済みです。 (Red Hat Enterprise Linux 6の場合のみ) |
3以上 | エラー |
コマンド格納場所
Linux | /opt/FJSVJMCMN/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
使用例
CPU時間の相対的配分が100、物理メモリ使用量の最大値が500M、業務名がgyoumu0のcgroupを、サブシステム番号0に設定する例です。
# /opt/FJSVJMCMN/bin/cgname_add.sh -c 100 -m 500M -sys 0 -n gyoumu0 |
注意事項
Red Hat Enterprise Linux 6の場合、OSの再起動が必要です。