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Systemwalker Operation Manager  Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.1.1 cgname_add.sh cgroupの追加コマンド

記述形式

cgname_add.sh [-c CPUSharesの値] [-m MemoryLimitの値] [-sys サブシステム番号] [-n 業務名]

機能説明

指定されたCPU時間の相対的配分、物理メモリ使用量の最大値で、対象のサブシステムのcgroupを設定します。

オプション

-c CPUSharesの値

CPU時間の相対的配分の値を指定します。2以上の値が指定できます。省略した場合、1024になります。

-m MemoryLimitの値

物理メモリ使用量の最大値を指定します。1以上の値が指定できます。省略した場合、1Gになります。

単位としてK(キロバイト)、M(メガバイト)、G(ギガバイト)、T(テラバイト)が使用できます。

-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

-n 業務名

業務名を指定します。指定された業務名に対応したcgroup名(デフォルト名_業務名)が作成されます。半角英数字16文字以内で指定してください。省略した場合、cgroup名はデフォルト値になります。cgroup名のデフォルト値については、以下のとおりです。

復帰値

復帰値

0

正常終了

1

Red Hat Enterprise Linux 6の場合

サブシステムが登録済み、現在のcgnamen.txtに定義されているcgroup名が、すでにcgconfig.confに定義済みです。

Red Hat Enterprise Linux 7の場合

以下のファイルがすでに存在しています。(n:-sysで指定したサブシステム番号(0-9))

  • /etc/systemd/system/FJSVJOBSCn.service

  • /etc/systemd/system/FJSVMJSn.service

2

追加しようとしたcgroup名は、すでにcgconfig.confに定義済みです。

(Red Hat Enterprise Linux 6の場合のみ)

3以上

エラー

コマンド格納場所

Linux

/opt/FJSVJMCMN/bin

実行に必要な権限

システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。

使用例

CPU時間の相対的配分が100、物理メモリ使用量の最大値が500M、業務名がgyoumu0のcgroupを、サブシステム番号0に設定する例です。

# /opt/FJSVJMCMN/bin/cgname_add.sh -c 100 -m 500M -sys 0 -n gyoumu0

注意事項

Red Hat Enterprise Linux 6の場合、OSの再起動が必要です。