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Systemwalker Operation Manager  Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.1 運用形態について検討する

Consolidation Optionでは、複数の業務を1つのサーバに集約することができます。

業務はサブシステムの単位で運用します。サブシステムは最大10個まで利用できるので、1つのサーバに最大10個までの業務を集約できます。

集約した場合、サブシステム単位でリソースを制限できるため、他の負荷の高いバッチ業務の影響を受けることなく、各業務を安定して稼働させることが可能です。

以下に、既存システムを高密度集約する場合を例に、運用形態を示します。

業務ごとに単一のサーバで運用している場合

単一サーバ上で運用しているSystemwalker Operation Managerサーバから、Systemwalker Operation Managerのサブシステムにスケジュールの定義やジョブの資産を移行できます。

移行前
  • 1つのバッチ業務を1つのサーバで運用

  • 1つのサーバ上でジョブのスケジュールとジョブの実行を行っている

移行後
  • 複数のバッチ業務を、1つのサーバ上の複数サブシステムとして集約

  • バッチ業務A、バッチ業務B、バッチ業務Cでそれぞれリソースを分離することができる。各バッチ業務は、分離されたリソース内での利用により、お互いの業務の運用に影響を与えないようにすることが可能。

ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで運用している場合

サブシステムにスケジュールの定義やジョブの資産を移行できます。

移行前
  • スケジュールサーバと実行サーバが別々のマシンからなる構成で、1つのバッチ業務を運用

移行後
  • スケジュールサーバと実行サーバを、それぞれ1つのサーバ上のサブシステムとして集約

  • 実行サーバ、スケジュールサーバともにサブシステム単位でリソースを分離することができる。実行サーバ、スケジュールサーバともに、それぞれ分離されたリソース内での利用により、他の実行サーバの運用に影響を与えないようにすることが可能。

データベースと同居する構成の場合

データベースへのアクセスが多いジョブについては、データベースと合わせてリソースを分離できます。

移行前
  • 1つのサーバ上でデータベースの運用とジョブのスケジュール、ジョブの実行を行っている

移行後
  • バッチ業務はサブシステムに移行して、データベースと合わせて1つのサーバ上に複数集約

  • データベースとサブシステムを合わせてリソースを分離することができる。バッチ業務Aでは分離されたリソース内での利用により、バッチ業務Bの運用に影響を与えないようにすることが可能。