Systemwalker Operation Managerをインストールするときは、以下のことに注意してください。
インストール製品について
Systemwalker Operation Managerの32bit APIを使用してアプリケーションを作成している場合は、Windows x64環境上での使用であってもWindows x86版のSystemwalker Operation Managerをご利用ください。
サービスおよびジョブの停止について
インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止します。そのため、稼働中のSystemwalker Operation Managerジョブが存在しないか確認してください。稼働中のジョブが完全に終了した後、アップグレードインストール、再インストールを実行してください。
まれにサービス停止に失敗したり、サービス停止が終了しなかったりする場合があります。そのような場合は、インストールを中断し、サービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。
Systemwalker製品の停止
インストール前に、以下のSystemwalker製品を停止してください。
Systemwalker Operation Manager V13.4.0以降
Systemwalker Centric Manager V13.4.0以降
Systemwalker IT Change Manager V14g以降
Systemwalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアント V13.4.0以降(注)
注: Systemwalkerシングル・サインオン機能がインストールされている場合
各製品の停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
また、各製品が使用しているWebサーバについても、併せて停止してください。
ポート番号について
インストール時には、“システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services”に以下のポート番号が自動的に追加されます。ポート番号がすでに使用されている場合は、追加されません。
機能名 | サービス名 | ポート番号 |
---|---|---|
Operation Manager共通サービス | JMSRV | 9367/tcp |
カレンダサービス・アプリケーション起動 | JMCAL | 9368/tcp |
ジョブスケジューラ | jobsch_win | 9297/tcp |
イベント監視 | JMEVT1 | 9371/tcp |
アクション管理 | JMACT1 | 9369/tcp |
JMACT2 | 9370/tcp | |
JMACT3 | 6961/tcp | |
セキュリティ | mpaclmgr | 4013/tcp |
リモート電源制御 | JMPWR | 9373/tcp |
Webコンソール | mpahso | 9900/tcp |
mpojeed1httpo | 9901/tcp | |
mpojeed1httpso | 9902/tcp | |
mpojeed1admino | 9903/tcp | |
mpojeed1jmso | 9904/tcp | |
mpojeed1iiopo | 9905/tcp | |
mpojeed1iiopsmo | 9906/tcp | |
mpojeed1iiopso | 9907/tcp | |
mpojeed1jmxo | 9908/tcp |
システム管理者は、Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号を“付録C ポート番号一覧”で確認し、ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポートに変更して、“システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services”にポート番号を追加する必要があります。
インストール先システムでWebサーバの使用するポートがすでに他で使用されていた場合は、インストール処理中に以下のメッセージが表示されます。
Webサーバのセットアップに失敗しました。 |
本メッセージが出力された場合は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ集”または“2.2.2 ポート番号の変更方法”の“Webコンソール機能のポート番号を変更する場合”の手順に従って、Webサーバの再セットアップを行ってください。
ポート番号の変更方法の詳細については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。
アップグレードインストールについて
Systemwalker Operation Managerクライアント、Systemwalker Operation Manager環境設定クライアント、マスタスケジュール管理環境設定クライアント、複数サーバ監視クライアント、ジョブスケジューラ情報印刷クライアント、マスタスケジュール管理状況監視クライアントまたはクライアント業務連携を起動している場合は、アップグレードインストールを実行する前に停止させてください。
起動したまま、アップグレードインストールを行った場合、インストールに失敗します。
サーバまたはクライアントにアップデートパックが適用されている場合は、アップグレードインストール前にアップデートパックを削除する必要があります。アップデートパックの削除手順については、適用されているアップデートパックに付属のアップデートパック取扱説明書(README.TXT)を参照してください。
V13.3.0以降のUNIX版クライアント、または、V13.4.0以降のWindows x64版のクライアントがインストールされている場合、Windows x86版のクライアントへのアップグレードインストールはできません。インストール済のクライアントをアンインストール後、Windows x86版のクライアントをインストールしてください。
再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”のインストールについて
Systemwalker Operation Managerは、インストール時に再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”がインストールされていないシステムに対し、自動インストールを行います。再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”は、Systemwalker Operation Managerの動作に必要なため、Systemwalker Operation Managerがインストールされている場合はアンインストールしないよう注意してください。もしアンインストールしてしまった場合は、再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”を手動でインストールする必要があります。
.NET Frameworkのインストール/アンインストールについて
Operation Managerのクライアント機能をインストール/アンインストールする場合、および、Operation Managerのクライアント機能を利用する場合には、以下のいずれかのバージョンの.NET Frameworkが必要です。
.NET Framework 2.0
.NET Framework 3.x
.NET Framework 4.x
OSの機能として.NET Frameworkが提供されていますので、以下のいずれかの手順によりOperation Managerのクライアント機能をインストールする前に.NET Frameworkをインストールしてください。
[コントロールパネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[サーバマネージャー]ウィンドウの[役割と機能の追加ウィザード]ウィンドウより、メニューの[サーバの選択]でSystemwalker Operation Managerのインストール先のサーバを選択し、さらにメニューから[機能]を選びます。表示された機能の一覧から[.NET Framework 3.5 Features]または[.NET Framework 4.5 Features]を選択し機能を追加します。すでにどちらかにチェックされている場合は操作不要です。
[コントロールパネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[サーバマネージャー]ウィンドウより[機能]-[機能の追加]を選び、[機能の追加ウィザード]ウィンドウで[.NET Framework 3.5.1の機能]の[.Net Framework 3.5.1]を選択し、インストールボタンを押してインストールします。
[コントロールパネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[サーバマネージャー]ウィンドウより[機能]-[機能の追加]を選び、[機能の追加ウィザード]ウィンドウで[.NET Framework 3.0の機能]の[.Net Framework 3.0]を選択し、インストールボタンを押してインストールします。
[コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。[Windowsの機能]ウィンドウで[.NET Framework 3.5 (.NET 2.0および3.0を含む)]または[.NET Framework 4.5 (Advanced Services)]を有効にします。すでにどちらかにチェックされている場合は操作不要です。
[コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[Windowsの機能]ウィンドウより、[Microsoft .NET Framework 3.5.1]を選んでOKボタンを押してインストールします。すでにチェックされている場合は操作不要です。
[コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。表示された[Windowsの機能]ウィンドウより、[Microsoft .NET Framework 3.0]を選んでOKボタンを押してインストールします。すでにチェックされている場合は操作不要です。
なお、インストールした.NET Frameworkをアンインストールする場合は、インストール時と同じ方法で表示させたウィンドウにおいてアンインストール(機能の削除)を行ってください。
Operation Managerのクライアント機能と.NET Frameworkのアンインストールについての注意事項は、“1.6.3 Windowsからのアンインストール”の“Systemwalker Operation Managerのクライアント機能と.NET Frameworkをアンインストールする場合”を参照してください。
注意
.NET Frameworkインストール/アンインストールにあたっての注意
下記リンクのMicrosoft .NET Framework 2.0 再頒布可能パッケージ 追加使用許諾契約書に同意して利用いただくことが前提となります。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc825662.aspx
誤って、Operation Managerのクライアント機能をインストールした後に.NET Frameworkをインストールしてしまった場合、クライアント機能のインストール時に自動設定される内容を手動で設定する必要があります。
.NET Frameworkをインストール後、システム管理者権限でコマンドプロンプトから以下を実行してください。
[Windowsのディレクトリ]\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\regasm.exe [Operation Managerのインストールディレクトリ]\mpwalker.jm\bin\Fujitsu.OPMGR.Forms.Interop.dll /tlb:[Operation Managerのインストールディレクトリ]\mpwalker.jm\bin\com.Fujitsu.OPMGR.Forms.Interop.tlb |
誤って、Operation Managerのクライアント機能を利用しているにも関らず、.NET Frameworkをアンインストールしてしまった場合、Operation Managerのクライアント機能を利用するために再度.NET Frameworkをインストールする必要があります。
.NET Framework 3.0または.NET Framework 3.5.1をインストールすると、.NET Framework 2.0もインストールされます。
.NET Framework 3.5.1より後のバージョンが.NET Framework 2.0を併せてインストールするかどうかについては、Microsoft社のホームページなどでご確認ください。
インストール先に空白を含むディレクトリを指定する場合
“C:\Program Files”など、空白を含むディレクトリにSystemwalker Operation Managerをインストールする場合は、あらかじめOSの設定で、ショートネーム(8.3形式)のファイル生成を有効にしておく必要があります。ショートネームを無効にしている場合は、空白を含むディレクトリに、Systemwalker Operation Managerをインストールすることができません。
Systemwalker Centric Managerと共存する場合は、空白を含むインストール先ディレクトリとして、下記ディレクトリだけが指定できます。
C:\Program Files
インストール先ディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。