対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
対処
原因
Systemwalker Operation Managerからアプリケーションを起動した場合、当該アプリケーションがネットワークドライブを参照できないことがあります。
対処方法
以下のいずれかの方法により、ネットワークドライブを参照できることがあります。
Windows NT(R)または、Windows(R) 2000の場合、ジョブを実行する前にあらかじめ、“Systemwalker MpMjes”サービスのログオンアカウントでシステムにローカルログオンし、ネットワーク接続しておく。この場合、ログオフするとネットワークドライブが切断されるため、ネットワークドライブを使用するジョブが実行される間は、ログオン状態のままで運用する。
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE以降では、ドライブ文字の管理方法の仕様がWindows(R) 2000以前と異なるため、本対処方法で対処することができません。以下のいずれかの対処方法で、対処を検討してください。
ネットワークパスに存在するファイルは、UNC(Universal Naming Convention)パスで表記する。
(ネットワークドライブを指定する代わりに、UNCパスで指定する。)
UNCパスは、次のように表記します。
\\コンピュータ名\共有名
コンピュータ FILESVR の共有ディレクトリ share に存在するファイル data.txtをUNCパスで表記すると以下のようになります。
\\FILESVR\share\data.txt
ネットワークドライブ名の代わりにUNCパスを使用できないアプリケーションの場合は、アプリケーションをバッチファイルから起動するようにして、バッチファイルの先頭と末尾に、ネットワーク接続/ネットワーク切断するコマンドを追加する。
ネットワーク接続 : net use z: \\remote\share
ネットワーク切断 : net use z: /delete
この場合、このバッチファイルがジョブとして実行している間は、他のジョブやローカルログオンしているユーザが、同じドライブ文字(上記の例では、z:ドライブを指します)を別のネットワークパスに割り当てて使用することはできません。
また、他のジョブやローカルログオンしているユーザがネットワーク接続している場合も、これから起動しようとするジョブで同じドライブ文字を割り当てることもできませんので注意してください。
なお、ネットワーク接続が完了した場合、必ず、ネットワーク切断してからバッチファイルを終了してください。ネットワーク接続を切断しなかった場合、リブートするまで、そのドライブを使用できなくなる可能性があります。
注意
できる限り、ジョブが参照する資源は、ローカルドライブに置くことを推奨します。