サイレントインストールについての非互換項目
サイレントインストール時のエラーにより採取した保守資料の格納先通知方法について、以下の非互換があります。
【V13.9.0以前】
保守資料の格納先をメッセージボックスで通知します。
【V13.9.1以降】
保守資料の格納先をログに出力します。
サイレントインストール時に行われるWebコンソール機能のセットアップ処理で、エラーが発生した場合に表示されるメッセージが変更となりました。【UNIX版】
【V13.9.0以前】
英語のメッセージが表示されます。
例)Web server setup failed.
【V13.9.1以降】
日本語のメッセージが表示されます。
例)Webサーバのセットアップに失敗しました。
変更後のメッセージは、通常の対話形式によるインストール時に表示されるメッセージと同一となります。メッセージについては、“Systemwalker Operation Manager メッセージ集”の“Webコンソールの出力メッセージ”を参照してください。
[対処方法]
メッセージ本文をアプリケーションプログラムや監視プログラムなどで利用している場合は、新しいメッセージ本文を認識するように変更してください。
ジョブスケジューラの非互換項目
ジョブネットに登録されている時刻待ち合わせジョブ(jobschchecktimeコマンド)が、ジョブネットの起動予定日の待ち合わせ時刻を待ち合わせるようになりました。
時刻待ち合わせジョブは、ジョブが起動された当日の待ち合わせ時刻を待ち合わせます。
時刻待ち合わせジョブは、ジョブネットの起動予定日の待ち合わせ時刻を待ち合わせます。
以下の場合を例に説明します。
ジョブネットの起動予定日時:9/8 15:00
時刻待ち合わせジョブの待ち合わせ時刻: 18:00
時刻待ち合わせジョブの起動日時:9/9 10:00
[変更前]
日変わり時刻を超えると、待ち合わせ時刻は9/9の18:00になります。
上の例の場合、時刻待ち合わせジョブは、9/9の18:00まで待ち合わせます。
[変更後]
日変わり時刻を超えても、待ち合わせ時刻はジョブネットの起動予定日時である9/8の18:00になります。
上の例の場合、時刻待ち合わせジョブは、9/8 18:00の待ち合わせ時刻を過ぎているのですぐに終了します。
[対処方法]
なし
GUIからのインポート/エクスポートの非互換項目
GUIからのインポート/エクスポートを行った場合の、以下の動作が変更されました。
GUIからのジョブネット定義CSVファイルのインポート/エクスポートで出力されるエラーメッセージおよびメッセージダイアログが変更されました。
インポートでは、ジョブネット定義CSVファイルの処理の途中でエラーがあった場合に、すべてのジョブネット定義CSVファイルのインポートを中止するようになりました。
エクスポートでは、ジョブネットの定義情報はプロジェクト単位に一括で処理するため、その処理中にエラーになった場合は、エラーとなったプロジェクトのジョブネットの定義情報は出力されません。サブシステムを指定した場合は、エラーとならなかったプロジェクトのジョブネット定義情報は出力されます。
エクスポート先に指定したディレクトリに同一ファイル名が存在した場合、上書きされるようになりました。
[対処方法]
Systemwalker Operation Manager V13.9.0以前の仕様(互換用)で利用したい場合には、クライアント側の定義ファイル(Jobschr.ini)で切り替えることができます。詳細については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“GUIからインポート/エクスポートする(互換用)”を参照してください。
メッセージについての非互換項目
以下の変更前のメッセージ本文が出力される場合のうち、セットアップ処理のタイムアウトが原因の場合、出力メッセージが下記のとおり変更となりました。
Webサーバのセットアップに失敗しました。
セットアップ処理がタイムアウトしたため、Webサーバのセットアップ処理をスキップします。Webサーバのセットアップが必要な場合、Systemwalker Operation Manager起動後にWebサーバセットアップコマンドで再度セットアップしてください。
[対処方法]
メッセージ本文をアプリケーションプログラムや監視プログラムなどで利用している場合は、新しいメッセージ本文を認識するように変更してください。なお、原因によっては、変更前のメッセージが出力される場合もあるため、注意してください。
メッセージ本文については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ集”を参照してください。