サーバをクラスタに導入する前の準備作業について説明します。
システム構成の検討
管理サーバのクラスタシステム形態は、“1:1現用待機”をサポートします。どのサーバをクラスタ構成にするか検討します。
リソースの準備
以下のリソースを準備します。
共有ディスク
プライマリノードとセカンダリノードの機能が共有するファイルを格納するディスクです。
論理IPアドレス
クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスをIPv4形式で新規に割り当てます。
論理ホスト名
論理IPアドレスに対するホスト名です。
共有ディスクの見積もり
共有ディスクには、プライマリノードとセカンダリノードで共有する以下の資源を格納します。このため、必要な容量を見積もる必要があります。
プロセス管理用のデータベース領域
CMDBマネージャのデータベース領域
引継ぎファイル格納ディレクトリ
必要な容量については、“Systemwalker Runbook Automation 解説書”を参照してください。
LDAP環境の準備
Systemwalker Runbook Automationのクラスタ構成は、以下のLDAP環境に対応しています。
以下のいずれかのLDAP環境を準備します。
Interstage ディレクトリサービス
Active Directory
OpenLDAP
なお、クラスタ構成では、Interstage シングル・サインオンおよびServerView Operations Manager シングル・サインオンの環境には対応していません。
MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERのインストールと設定
Systemwalker Runbook Automationの設定の前に、MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERのインストールおよび設定を行っておいてください。詳細は、MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。