機能説明
指定されたファイルの文字コードを変換します。
オプション
基本オプション
文字コード変換をするファイルの名前(絶対パス)です。
ファイル名を省略した場合、引数エラーとなります。
ファイル名の文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。
変換後の文字コードです。
文字コードは以下のように指定します。なお、大文字/小文字は区別しません。
文字コード |
---|
UTF-8 |
UTF-16 |
SJIS |
EUC |
上記の文字コードの内容以外を指定した場合、引数エラーとなります。
文字コードの内容を省略した場合、引数エラーとなります。
文字コードを変換した結果を出力するファイルの名前(絶対パス)です。
searchfileと同じファイル名を指定した場合、引数エラーとなります。
既存ファイルをoutputfileオプションに指定する場合、書き込み権限が設定されているファイルを指定してください。書き込み権限が設定されていないファイルを指定した場合の動作は保証されません。
ファイル名の文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。
拡張オプション
変換前の文字コードです。
文字コードは以下のように指定します。なお、大文字/小文字は区別しません。
文字コード |
---|
UTF-8 |
UTF-16 |
SJIS |
EUC |
上記の文字コードの内容以外を指定した場合、引数エラーとなります。
文字コードの内容を省略した場合、ファイルの文字コードを自動判別します。
しかし自動判別は完全ではないため、文字コードが分かっている場合は指定してください。
出力するファイルがすでに存在する場合、上書きする“on”かまたは上書きしない“off”を指定します。なお、大文字/小文字は区別しません。
“on”を指定した場合、ファイルがすでに存在する場合は上書きします。
“off”を指定した場合、ファイルがすでに存在する場合はエラーを返します。
指定を省略した場合、“off”が設定されます。
運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。
300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。
(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600
指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。
運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。
運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。
起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。
(例) 起動リトライを2回行う場合:2
運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。
運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。
(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300
timeout、retry、およびretry_intervalについて、指定を省略した場合や、範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。
復帰値
アイコン | シンボル名 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
成功 | 0 | ファイルの文字コード変換に成功しました。 | |
失敗 | 161 | ファイルの文字コード変換に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。 | |
177 | ファイルのアクセスに失敗しました。 | ||
197 | 入力情報に誤りがありました。 | ||
198 | オプションの指定に誤りがありました。 | ||
200 | ファイルの文字コードの変換が異常終了しました。 | ||
- | - | 201 | 運用操作部品の実行がタイムアウトしました。 |
202 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品を実行するための設定に問題があります。 | ||
203 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。管理サーバの環境に問題があります。 | ||
205 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力情報の指定に問題があります。 | ||
206 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力情報の指定に問題があります。 | ||
207 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。 | ||
208 | 運用操作部品の実行途中に自動運用プロセスのリカバリが行われたため、自動運用プロセスを中止状態にしました。 |
出力情報
変数 | 意味 |
---|---|
message | ファイルの文字コードの変換に成功した場合、以下のメッセージを設定します。 The operation component was successful. ファイルの文字コードの変換に失敗した場合、エラー内容を文字列として設定します。 |
returnCode | 復帰値を設定します。 |
注意事項
文字コードを変換するファイル名には、半角英数字、空白文字、全角文字と以下の記号だけを利用してください。
利用可能な記号:“!”、“~”、“_”、“-”、“.”
対象サーバがLinux/Solarisの場合、かつsearchfileに指定したファイル名がシンボリックリンクの場合は、実体のファイルを変換対象とします。
対象サーバがLinux/Solarisの場合、かつoutputfile にシンボリックリンクを指定した場合は、実体のファイルを作成または上書きします。
各オプションには、半角カナ文字および以下の記号は使用しないでください。半角カナ文字および以下の記号を使用すると、運用操作部品の実行に失敗する場合があります。
“~”、“£”、“―”、“∥”、“¢”、“¬”、“ ̄”、“¥”、“〃”
overwriteに“on”を指定した状態で、outputfileに指定したファイルがすでに存在していた場合は、ファイルを上書きします。この際、書き込み操作でエラーが発生した場合は、outputfileに指定したファイルを削除します。
業務サーバにRBAエージェントが未導入の場合は、searchfileオプションおよびoutputfileオプションに日本語を指定すると運用操作部品の操作結果は保証されません。日本語を指定する場合は業務サーバにRBAエージェントを導入してください。
復帰値の確認は、Webコンソールで行います。詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“運用操作部品の実行状況・実行結果を確認する”を参照してください。
201~208の復帰値が出力された場合は自動運用プロセスが中止状態またはエラー状態となり、以下の場所にエラーメッセージが出力されます。
管理サーバのイベントログ(管理サーバがWindows(R)の場合)
管理サーバのシスログ(管理サーバがLinuxの場合)
BPMNのカスタムメッセージ
上記いずれかの場所でメッセージを確認し、適切な対処を実施してください。メッセージの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation メッセージ集”を参照してください。