以下のような監視イベントが発生した際に、イベント検出を契機として、自動運用プロセスを自動的に起動します。
業務サーバで発生した異常
性能監視項目の閾値越え
特定のサービス/アプリケーションの起動や停止
イベントによる自動運用プロセスの起動は、イベント通知コマンドにより行います。
上記のようなイベントが発生した場合、監視ソフトウェアから管理サーバ上のイベント通知コマンドを実行するように、監視ソフトウェアの設定を行ってください。
下図に、イベント通知コマンドと監視ソフトウェアの関係の概要を示します。
監視ソフトウェアは、イベント発生時にメッセージID、イベントが発生したサーバのホスト名、アクセスキーなどをパラメーターに設定し、イベント通知コマンドを実行します。
イベント通知コマンドは、パラメーターに設定された内容を管理サーバに通知します。管理サーバは通知された値が、自動運用プロセスに設定された起動条件と一致するかを判断し、起動条件が一致した場合は自動運用プロセスを起動します。
起動条件の設定については、“3.2.3.4 イベントによって起動する自動運用プロセス”を参照してください。
以下に、イベントID:0001、イベント発生サーバ名:test の場合のイベント通知コマンドの使用例を示します。
アクセスキーを取得します。
アクセスキーは、イベントにより起動する自動運用プロセスを特定するための情報です。アクセスキーは、Webコンソールから取得します。
Webコンソールの[システム管理]-[プロセスグループ設定]で表示される自動運用プロセスグループ一覧から、起動対象の自動運用プロセスが含まれる自動運用プロセスグループを選択します。自動運用プロセスグループの[詳細]タブにある[アクセスキー]をクリックします。
監視イベント発生時に、監視ソフトウェアから管理サーバ上のイベント通知コマンドを実行するように設定を行います。
メッセージID、ホスト名、およびアクセスキーを、イベント通知コマンドのパラメーターとして設定します。
例.
swrba_notifyevent -msgID 0001 -host test -comment “database error” -key “**BEGIN_KEY--{{ezsGjLOinOQR0HscigWbH1b9sMuLVy+JMIim/73mQiQxzknJkz4atTcFBhaHvQ5Gy1Br/Buo6XztLtGxJ6iNA8MZvGtQbwvJIfNUXHmeovS+jc5Hdhb/IzqxfjkZkXmac+WTDbdBg+U=}}--END_KEY**” |
イベント通知コマンドの詳細は“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swrba_notifyevent(イベント通知コマンド)”を参照してください。
起動された自動運用プロセスの確認方法は、“7.8 自動運用プロセスを確認する”を参照してください。