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Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド
Systemwalker

2.1.8 管理対象サーバへの接続情報を登録する

2.1.7 管理対象サーバのシステム構成情報を収集する”で登録したシステム構成情報に、そのサーバに接続するためのユーザー情報を追加します。

本製品は、自動運用プロセスと運用操作部品により運用の自動化を実現します。自動運用プロセスから実行される運用操作部品では、管理対象となるサーバへの接続を行い、運用操作部品に記載されたコマンドを実行して復帰します。また、運用操作部品で実行できるコマンドは、OSのコマンドに限らず、サーバにインストールされている他のソフトウェア製品のコマンドの実行も可能です。

サーバへの接続とコマンドの実行について

運用操作部品が管理対象のサーバを操作するためには、サーバへ接続するためのユーザー情報(ユーザーID、パスワード)や、操作を実行するためのユーザーの情報(ユーザーID、パスワード)が必要になります。

これらの情報は、管理サーバのCMDBで管理します。運用を開始する前に、CMDBにサーバの構成情報(IPアドレスやOSの情報)を登録し、かつ、運用操作部品がサーバに接続するために必要なユーザー情報(ユーザーID、パスワード)を設定します。

CMDBへのサーバの構成情報の登録は、Systemwalker Runbook Automationの構成管理エージェント機能により行います。

CMDBへのサーバのユーザー情報の登録は、ユーザー情報のインポートコマンドにより行います。

2.1.8.1 サーバへの接続情報を管理する

サーバへの接続情報の登録および、更新・削除は、コマンドにより行います。接続情報には、以下の情報が必要になります。

項目

概要

IPアドレス

サーバのIPアドレスを指定します。

認証先種別

OSの認証を選択します。OSの認証以外は選択できません。

ユーザー

ユーザーIDを指定します。

パスワード

パスワードを指定します。

管理者ユーザー

管理者権限を持つユーザーとして扱う場合に“管理者ユーザー”を指定します。

サーバの認証先種別ごとに、一人のユーザーに対して“管理者ユーザー”を指定することが可能です。

サーバ接続ユーザー

サーバへの接続ユーザーとして扱う場合に“サーバ接続ユーザー”を指定します。

OSの認証のユーザーのうち、一人のユーザーに対して“サーバ接続ユーザー”を指定することが可能です。

コメント

コメントを記載します。


ユーザー情報登録/更新する

ユーザー情報をcsv形式のファイルとして作成し、ユーザー情報のインポートコマンドにより登録/更新を行います。本コマンドでは、複数のユーザーを一括して処理することが可能です。

なお、本コマンドでユーザーを登録するためには、あらかじめCMDBに対象のサーバが論理サーバとして登録されている必要があります。

ユーザー情報のインポートコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swrba_uaimport(ユーザー情報のインポートコマンド)”を参照してください。


ユーザー情報取り出

ユーザー情報のインポートコマンドで登録したユーザー情報を取得するためには、ユーザー情報のエクスポートコマンドにより、csv形式のファイルで取得することが可能です。

ユーザー情報のエクスポートコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swrba_uaexport(ユーザー情報のエクスポートコマンド)”を参照してください。

注意

エクスポートコマンドで取得したユーザー情報にはパスワードは含まれず、省略値が設定されます。

また、パスワードに省略値を指定したユーザー情報を利用してインポートした場合、パスワードは更新されずに、前の値がそのまま設定されます。


ユーザー情報削除する

ユーザー情報の削除は、構成アイテム削除コマンドを利用します。

構成アイテム削除コマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cidelete(構成アイテム削除コマンド)”を参照してください。

条件式(xpath)には、以下のように指定します。