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Systemwalker Runbook Automation 解説書
Systemwalker

A.3 プロセスインスタンスで使用できるメモリサイズに関する制限値

プロセスインスタンスのメモリサイズの制限値

1つのプロセスインスタンスで使用できるメモリサイズは、4MB(メガバイト)までです。

このサイズは、自動運用プロセスの定義に配置されたノードの数、ユーザ定義属性(UDA)の数、自動運用プロセスの実行中にユーザ定義属性(UDA)に格納された値などの合計です。

プロセスインスタンスのメモリサイズ(単位:Byte)は、以降に示す計算式で算出できます。

表A.1 見積もりに必要な情報

見積もり式の変数

項目

説明

a

UDAの数

自動運用プロセスの定義に存在するUDAの総数です。

b

UDA名の文字数

自動運用プロセスの定義に存在する個々のUDAにおける名前の文字数です。

c

UDAに格納されるデータ(値)の文字数

自動運用プロセスの実行中に設定される個々のUDAにおけるデータ(値)の文字数です。

d

期限の数

自動運用プロセスの定義に存在する期限の総数です。

e

タイマーの数

自動運用プロセスの定義に存在するタイマーの総数です。

f

プロセスインスタンス名の文字数

プロセスインスタンスの名前の文字数です。

g

プロセスインスタンスの説明の文字数

プロセスインスタンスの説明の文字数です。

h

プロセスインスタンスの所有者の文字数

プロセスインスタンスの所有者の文字数です。

i

プロセスインスタンスの起案者の文字数

プロセスインスタンスの起案者の文字数です。

j

ノード数

自動運用プロセスの定義に存在するノードの総数です。

k

矢印数

自動運用プロセスの定義に存在する矢印の総数です。

表A.2 見積もり計算

見積もり式の変数

項目

単位

備考

A

UDAによる使用量

 =  1個目のUDA使用量(※)
  + 2個目のUDA使用量(※)
  + ...
  + a個目のUDA使用量(※)

※:UDA使用量 = ( 22 + 2×( b + c ) )

Byte

個々のUDAについてbおよびcを求め、それらをもとに算出した値をすべてのUDA(UDAの数:a)について合計します。

B

期限とタイマーによる使用量
= 76 ×( d + e )

Byte

なし

C

プロセスインスタンス情報による使用量
= 178 + 2×(f + g + h + i)

Byte

なし

D

ノードと矢印による使用量
= 24×j + 32×k

Byte

なし

見積もり式

見積もりは、以下の式を使用します。

プロセスインスタンスのメモリサイズ(単位:Byte) = A + B + C + D