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Systemwalker Runbook Automation 解説書
Systemwalker

2.3 運用操作部品を開発する

運用操作部品は、ICTシステムに対する運用操作を自動化するために、自動運用プロセスから呼び出されて利用されるRubyまたはPerlのスクリプトです。各サーバへの指示や連携製品への指示を行い、例えば、これまで人が作業していたサービスの起動確認やプロセスの監視などを自動化します。

運用操作部品では、CMDBから構成情報を取得してシステムごとの差異(プラットフォームの違いなど)を吸収しています。そのため、システムの差異を意識することなく利用することが可能で、システム管理ツールやOSの詳細な知識がなくても簡単に使用できます。同じ自動運用プロセス内から複数回利用したり、別の自動運用プロセスから共通で利用することもできます。

Systemwalker Runbook Automationでは、Systemwalker Runbook Automationで標準提供される運用操作部品では要件を満たさない場合、必要な運用操作部品を新規に作成することができます。

Systemwalker Runbook Automationで標準提供されるRubyのライブラリを呼び出したり、ライブラリを流用して作成することもできます。

標準提供されるRubyのライブラリについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。


独自に開発した運用操作部品も、標準提供される運用操作部品と同じように利用することができます。

なお、作成した運用操作部品を実際に利用するには、作成後、開発コンピュータ上でエクスポートし、さらにエクスポートした運用操作部品を、Webコンソールから管理サーバに登録する作業が必要です。運用管理者、または開発者が登録作業を行います。