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Systemwalker Runbook Automation リリース情報
Systemwalker

2.5.2 運用操作部品

運用操作部品の実行状況

[変更内容]

運用操作部品が失敗の復帰値で終了した場合、カスタムメッセージに表示される実行状況が以下のように変更されました。

変更前(V15.0.0)

運用操作部品が失敗の復帰値で終了した場合、処理終了のメッセージを表示しません。

変更後(V15.1.3A)

運用操作部品が失敗の復帰値で終了した場合、カスタムメッセージの実行状況に以下を表示します。

  • 運用操作部品の実行中にエラーが発生しました。

[影響範囲]

運用操作部品が失敗の復帰値で終了した場合

[対処方法]

なし。

運用操作部品の文字数上限

[変更内容]

以下の運用操作部品のcommandlineオプションの文字数の上限が、以下のように変更されました。

  • 運用操作部品

    • 任意のコマンドを実行

    • 複数のコマンドを実行

    • ソフトウェアをインストール

変更前(V15.0.0)

文字数の上限:8191文字

変更後(V15.1.3A)

文字数の上限:8000文字

[影響範囲]

以下の運用操作部品を利用する場合

  • 任意のコマンドを実行

  • 複数のコマンドを実行

  • ソフトウェアをインストール

[対処方法]

V15.0.0以前に作成された自動運用プロセスをV15.1.3Aで利用する場合は、commandlineオプションの文字数を8000文字までに変更してください。

Java EE環境のIJServerクラスタへの操作

[変更内容]

運用操作部品「ワークユニットを起動」、「ワークユニットを停止」、および「ワークユニットを再起動」の動作が以下のように変更になりました。

変更前(V15.0.0)

操作対象がワークユニットに登録されていない場合、運用操作部品が異常終了します。

変更後(V15.1.3A)

操作対象がワークユニットに登録されておらず、IJServerクラスタに登録されている場合、IJServerクラスタを操作します。

[影響範囲]

運用操作部品「ワークユニットを起動」、「ワークユニットを停止」、および「ワークユニットを再起動」を利用して、ワークユニットを操作する場合に影響があります。

[対処方法]

ワークユニットを操作する場合、リファレンスガイドの、“ワークユニットを起動”、“ワークユニットを停止”、および“ワークユニットを再起動”を参照して、操作対象を指定してください。

CMDBのServerView Resource Orchestrator 管理者ユーザーの設定方法の変更

[変更内容]

以下の運用操作部品において、CMDBへの事前登録方法が変更になりました。

  • 仮想サーバを起動

  • 仮想サーバを停止

  • 仮想サーバを再起動

  • 仮想サーバを構築

  • 仮想サーバを削除

  • 仮想サーバのシステム変更

  • 仮想サーバの一覧取得

  • 仮想サーバの詳細情報取得

  • 仮想サーバのスナップショット作成

  • 仮想サーバのスナップショット復元

[影響範囲]

[変更内容]に記載した運用操作部品を利用して、仮想サーバを操作する場合に影響があります。

[対処方法]

リファレンスガイド“CMDBへの情報登録(仮想環境の管理製品)”を参照してCMDBに情報を登録し、以下のように関連づけを行ってください。

参照元

参照先

インストール済ソフトウェア

ユーザアカウント

運用操作部品「メールを送信」

[変更内容]

運用操作部品「メールを送信」において、SMTP通信にて送信するメールのメールヘッダの“Subject:”から始まる行がRFC規約の形式になりました。

運用操作部品「メールを送信」により送信されたメールを受信したメールクライアントにて、以下の変更があります。

  • 運用操作部品「メールを送信」のsubjectオプションにISO-2022-JPに変換できない文字を指定した場合、該当文字は“?”に置き換わります。

[影響範囲]

運用操作部品「メールを送信」により送信されたメールを受信する場合に影響があります。

[対処方法]

運用操作部品「メールを送信」のsubjectオプションに指定した文字が“?”に置き換わることで影響がある場合は、ISO-2022-JPに変換できない文字をsubjectオプションに指定しないでください。

運用操作部品「インシデントを発行」

[変更内容]

運用操作部品「インシデントを発行」において、インシデント管理製品に対してSMTP通信にて送信するメールのメールヘッダの“Subject:”から始まる行がRFC規約の形式になりました。

運用操作部品「インシデントを発行」により発行されたインシデントの“概要”に以下の変更があります。

  • 運用操作部品「インシデントを発行」のsummaryオプションにISO-2022-JPに変換できない文字を指定した場合、“?”に置き換わります。

  • インシデントの“概要”の文字列中に存在する1つの半角空白が、連続する2つの半角空白に置き換えられて表示される場合があります。詳細な現象と条件を以下に示します。

    【現象1】

    インシデントの“概要”の文字列中に存在する2文字目から68文字目までの半角空白のうち、最後の半角空白が連続する2つの半角空白に置き換えられて表示されます。

    現象1の発生条件

    以下のすべての条件を満たす場合

    1. summaryオプションに半角英数字、半角記号、半角空白、および改行だけの文字列を指定する。

    2. summaryオプションに68文字(※)以上の文字列を指定する。

    3. summaryオプションに指定した文字列のうち、2文字目から68文字目までに半角空白または改行がある。

    (※)指定した文字列の末尾が半角空白または改行の場合、文字数に含みません。

    【現象2】

    インシデントの“概要”の文字列中に存在する69文字目から76文字目までの半角空白のうち、最後の半角空白が連続する2つの半角空白に置き換えられて表示されます。

    【現象2の発生条件】

    以下のすべての条件を満たす場合

    1. summaryオプションに半角英数字、半角記号、半角空白、および改行だけの文字列を指定する。

    2. summaryオプションに69文字(※)以上の文字列を指定する。

    3. 先頭から68文字目までに半角空白または改行がない。

    4. 69文字目から76文字目までに半角空白または改行がある場合。

    (※)指定した文字列の末尾が半角空白または改行の場合、文字数に含みません。

    【現象3】

    インシデントの“概要”の文字列中に存在する77文字目から79文字目までの半角空白のうち、最初の半角空白が連続する2つの半角空白に置き換えられて表示されます。

    【現象3の発生条件】

    以下のすべての条件を満たす場合

    1. summaryオプションに半角英数字、半角記号、半角空白、および改行だけの文字列を指定する。

    2. summaryオプションに77文字(※)以上の文字列を指定する。

    3. 先頭から76文字目までに半角空白または改行がない、または、1文字目から3文字目までに半角空白または改行がある。

    4. summaryオプションに指定した文字列のうち、77文字目から79文字目までに半角空白または改行を指定した場合。

    (※)指定した文字列の末尾が半角空白または改行の場合、文字数に含みません。

[影響範囲]

運用操作部品「インシデントを発行」により発行されたインシデントが、上記の発生条件に該当する場合に影響があります。

[対処方法]
  • 運用操作部品「インシデントを発行」において、summaryオプションに指定した文字が“?”に置き換わることで影響がある場合は、ISO-2022-JPに変換できない文字をsummaryオプションに指定しないでください。

  • 運用操作部品「インシデントを発行」において、summaryオプションに指定した半角空白が連続する2つの半角空白に置き換わることで影響がある場合は、summaryオプションは67文字以内で指定してください。