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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 NSオプション 説明書
FUJITSU Software

C.4.1 エラーページ応答ファイルの登録

サーバロードバランサー機能のサーバ故障監視のオプション機能であるHTTPエラーメッセージ応答を利用する場合に必要なエラーページ応答ファイルの登録について説明します。

テナント利用者が、構築する業務システムに合わせてエラーページ応答ファイルを作成し、本ファイルをインフラ管理者がNSアプライアンスに登録します。


図C.4 エラーページ応答ファイルの登録の流れ

エラーページ応答ファイルの登録

  1. NSアプライアンスに接続し、NSアプライアンスにエラーページ応答ファイルを格納します。

    FTPサーバのファイルをNSアプライアンスに転送することで、NSアプライアンスにエラーページ応答ファイルを格納します。
    事前にFTPサーバ上に、エラーページ応答ファイルを格納してください。
    以下のコマンドを投入します。

    copy src_uri [ username name [ password password ] ] [ dst_filename ]
    src_uri

    NSアプライアンスにコピーする、コピー元となるFTPサーバ上のファイルを以下の形式で指定します。

    ftp://FTPサーバのIPv4アドレス/ディレクトリ/ファイル名
    name

    FTPサーバのログインIDを1~64文字で指定します。

    password

    FTPサーバのログインIDに対するパスワードを1~64文字で指定します。

    dst_filename
    簡単設定モードを利用する場合

    エラーページ応答ファイルの内容により以下のファイル名を指定します。

    [デフォルトエラーページ応答ファイル]

    "unmslb-default-slb.html"のファイル名を指定します。

    [すべての分散対象サーバが「保守状態」または「保守状態へ移行中」で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル]

    "unm-maintenance-slb.html"のファイル名を指定します。

    [保守状態または保守状態へ移行中以外のすべての分散対象サーバが故障状態で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル]

    "unm-serverstop-slb.html"のファイル名を指定します。

    [保守状態、保守状態へ移行中、故障中、または高負荷状態以外の分散対象サーバが存在し、アクセス数制限で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル]

    "unm-trafficlimit-slb.html"のファイル名を指定します。

    ユーザーカスタマイズモードを利用する場合

    "任意の名前-slb.html"のファイル名を指定します。


    参考

    エラーページ応答ファイルは以下に従って作成します。

    • ファイル名は10~25 文字(拡張子含む)の範囲で設定します。

    • ファイル名に使用可能な文字種はA~Z、a~z、0~9、!#$%'`()_-~^\{}:+.です。
      ファイル名の大文字、小文字は区別されます。

    • ファイル名の最後に"-slb.html"をつけてください。

      例)  error-slb.html
    • エラーページ応答ファイルはHTMLファイルである必要があります。

      エラーページ応答ファイルのサンプルHTMLを以下に示します。

      <HTML><HEAD><TITLE> おしらせ</TITLE></HEAD>
      <BODY>
      ご迷惑をお掛けしています。<BR>
      現在大変込み合っているか、定期メンテナンス期間中です。<BR>
      このため、お客様からのアクセスが受け付けられませんでした。<BR>
      申し訳ありませんが、しばらく時間をおいてから再度アクセスをお願いします。<BR>
      <BR>
      なお、定期メンテナンス期間は、毎週月曜 am3:00-am5:00 です。<BR>
      </BODY>
      </HTML>
    • 簡単設定モードを利用する場合、以下のエラーページ応答ファイルのサンプルを提供しています。本ファイルを流用して作成することをお奨めします。

      • デフォルトエラーページ応答ファイル

        unmslb-default-slb.html

      • すべての分散対象サーバが「保守状態」または「保守状態へ移行中」で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル

        unm-maintenance-slb.html

      • 保守状態または保守状態へ移行中以外のすべての分散対象サーバが故障状態で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル

        unm-serverstop-slb.html

      • 保守状態、保守状態へ移行中、故障中、または高負荷状態以外の分散対象サーバが存在し、アクセス数制限で振り分けできない場合のエラーページ応答ファイル

        unm-trafficlimit-slb.html

      エラーページ応答ファイルのサンプルは、以下のフォルダー配下に登録されています。

      【Windowsマネージャー】

      • 日本語ファイル
        インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\scripts\original\errorpage\jp

      • 英語ファイル
        インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\scripts\original\errorpage\en

      【Linuxマネージャー】

      • 日本語ファイル
        /etc/opt/FJSVrcvmr/scripts/original/errorpage/jp

      • 英語ファイル
        /etc/opt/FJSVrcvmr/scripts/original/errorpage/en

    • エラーページ応答ファイルのサイズについて

      • 簡単設定モードにて自動設定を行なう場合
        250キロバイト以下としてください。

      • ユーザーカスタマイズモードにて自動設定を行なう場合
        1メガバイト以下としてください。
        また、NSアプライアンスに登録する全てのエラーページ応答ファイルの合計サイズを50メガバイト以下としてください。