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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 設計ガイド
FUJITSU Software

E.1.3 ストレージの事前準備

ここでは、ストレージの事前準備について説明します。

サポートするストレージ構成

サポートするストレージ構成は以下のとおりです。

ストレージ環境の事前設定

以下を確認してください。

ポイント

  • VVOLを仮想L-Serverのディスクとして使用するために、ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2以降(16.2は緊急修正T010894WP-02以降およびT010908WP-02以降の適用が必要)、およびETERNUS VASA Provider2.0以降の導入が必要です。
    詳細は、各製品のマニュアルを参照してください。

  • L-Serverテンプレートに仮想マシンストレージポリシーを指定しない場合、以下の契機で仮想ディスクに設定される仮想マシンストレージポリシーは、vSphere Web Clientに定義されたデフォルトの仮想マシンストレージポリシーになります。

    • L-Serverの作成

    • L-Serverへの仮想ディスクの追加

    デフォルトの仮想マシンストレージポリシーの定義内容は、vSphere Web Clientで変更できます。

    【Windowsマネージャー】

    デフォルト以外の仮想マシンストレージポリシーを仮想ディスクに設定する場合、以下の作業を実施してください。

    • L-Serverテンプレートに仮想マシンストレージポリシーを指定してください。

    • VMware vCenter ServerとVMware vSphereのIPアドレスをDNSサーバに登録し、FQDNを使用してマネージャーからアクセスできるようにしてください。

参考

本製品にVM管理製品およびVMホストのエージェントを登録することで、仮想ストレージリソースとして本製品にデータストアが検出されます。
VMFSデータストア、VVOLデータストア、VSANデータストアは、仮想ストレージリソース名のフォーマットから区別できます。


VMFS(データストア)における仮想ストレージリソース名のフォーマット

仮想ストレージリソース名は、データストア名が使用されます。
ただし、データストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のデータストアを複数管理している場合は、データストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。

  • 数字(0~9)

  • 英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)

  • ハイフン("-")、アンダースコア("_")


VVOLデータストアにおける仮想ストレージリソース名のフォーマット

仮想ストレージリソース名は以下のフォーマットとなります。

  • "VVOLDS_"+"VVOLデータストア名"

ただし、VVOLデータストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のVVOLデータストアを複数管理している場合は、VVOLデータストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。

  • 数字(0~9)

  • 英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)

  • ハイフン("-")、アンダースコア("_")


VSANデータストアにおける仮想ストレージリソース名のフォーマット

仮想ストレージリソース名は以下のフォーマットとなります。

  • "VSANDS_"+"VSANデータストア名"

ただし、VSANデータストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のVSANデータストアを複数管理している場合は、VSANデータストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。

  • 数字(0~9)

  • 英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)

  • ハイフン("-")、アンダースコア("_")