ここでは、ストレージの事前準備について説明します。
サポートするストレージ構成
サポートするストレージ構成は以下のとおりです。
VMwareがサポートするストレージである
VMwareがサポートするストレージの詳細は、VMwareのマニュアルを参照してください。
L-Serverのシステムディスクおよびデータディスクともに、VMware ESX/ESXiのデータストアとして構成されたストレージ(VMFSのVersion 3以降、NFSマウント、VVOL、またはVSAN)である
ストレージ環境の事前設定
以下を確認してください。
VMware ESX/VMware ESXiに割り当てるボリュームが作成済みである
ゾーニング、アフィニティが設定済みである
VMware ESX/VMware ESXiがデータストアを認識した状態に設定済みである
ポイント
VVOLを仮想L-Serverのディスクとして使用するために、ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2以降(16.2は緊急修正T010894WP-02以降およびT010908WP-02以降の適用が必要)、およびETERNUS VASA Provider2.0以降の導入が必要です。
詳細は、各製品のマニュアルを参照してください。
L-Serverテンプレートに仮想マシンストレージポリシーを指定しない場合、以下の契機で仮想ディスクに設定される仮想マシンストレージポリシーは、vSphere Web Clientに定義されたデフォルトの仮想マシンストレージポリシーになります。
L-Serverの作成
L-Serverへの仮想ディスクの追加
デフォルトの仮想マシンストレージポリシーの定義内容は、vSphere Web Clientで変更できます。
【Windowsマネージャー】
デフォルト以外の仮想マシンストレージポリシーを仮想ディスクに設定する場合、以下の作業を実施してください。
L-Serverテンプレートに仮想マシンストレージポリシーを指定してください。
VMware vCenter ServerとVMware vSphereのIPアドレスをDNSサーバに登録し、FQDNを使用してマネージャーからアクセスできるようにしてください。
参考
本製品にVM管理製品およびVMホストのエージェントを登録することで、仮想ストレージリソースとして本製品にデータストアが検出されます。
VMFSデータストア、VVOLデータストア、VSANデータストアは、仮想ストレージリソース名のフォーマットから区別できます。
VMFS(データストア)における仮想ストレージリソース名のフォーマット
仮想ストレージリソース名は、データストア名が使用されます。
ただし、データストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のデータストアを複数管理している場合は、データストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。
数字(0~9)
英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)
ハイフン("-")、アンダースコア("_")
VVOLデータストアにおける仮想ストレージリソース名のフォーマット
仮想ストレージリソース名は以下のフォーマットとなります。
"VVOLDS_"+"VVOLデータストア名"
ただし、VVOLデータストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のVVOLデータストアを複数管理している場合は、VVOLデータストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。
数字(0~9)
英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)
ハイフン("-")、アンダースコア("_")
VSANデータストアにおける仮想ストレージリソース名のフォーマット
仮想ストレージリソース名は以下のフォーマットとなります。
"VSANDS_"+"VSANデータストア名"
ただし、VSANデータストア名に下記の文字以外が含まれている場合、その文字をハイフン("-")に置き換えます。
また、複数のvCenterを管理しているために、本製品が同一名のVSANデータストアを複数管理している場合は、VSANデータストア名の末尾に1から採番される追番(例: "_1")をつけたものが仮想ストレージリソース名になります。
数字(0~9)
英大文字(A~Z)、英小文字(a~z)
ハイフン("-")、アンダースコア("_")