ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うための事前準備について説明します。
参考
ファイアーウォールおよびサーバロードバランサーは、ネットワークプールに登録されていない場合、自動設定および運用操作はできません。
ユーザーカスタマイズモードでネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うための事前準備としては、以下の作業があります。
ネットワークデバイスのモデル定義の作成
サポート機種についてはネットワークデバイスのモデル定義を作成する必要はありません。
ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作の定義ファイルの作成
ルールセット登録用フォルダーの作成
自動設定および運用操作で利用するルールセットの作成
自動設定でファイアーウォールルールまたはサーバロードバランサールールで設定する仮想IPアドレスは、設計時に業務LANで利用するIPアドレスとして決定した仮想IPアドレスになります。
仮想IPアドレスについては、「9.1.3.1 業務LANを設計するために必要な情報」を参照してください。
ルールセットとは、ネットワークデバイスへの自動設定や運用操作を行うために、ネットワークデバイスの装置名やモデル名単位に用意されているスクリプトやスクリプトが動作するために必要なファイルをまとめたときの名称です。
本製品では、スクリプトおよび必要なファイルのサンプルを提供しています。
事前準備の詳細については、「付録F ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うための事前準備」を参照してください。
サンプルの詳細およびサンプル使用時の事前設定方法については、「付録G ネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うためのサンプルスクリプト」を参照してください。
簡単設定モードでネットワークデバイスへの自動設定および運用操作を行うための事前準備としては、以下の作業があります。
インターフェース設定ファイルの作成
サーバ証明書およびCA証明書の登録
本作業は、サーバロードバランサー機能のSSLアクセラレーターを利用する場合に必要です。
エラーページ応答ファイルの登録
本作業は、HTTP通信またはサーバロードバランサー機能のSSLアクセラレーターを使用したHTTPS通信の負荷分散を行なう場合に必要です。
詳細については、「NSオプション 説明書」の「2.2.2 NSアプライアンスの事前準備」を参照してください。
グローバルIPアドレスのアドレスセットリソース
ファイアーウォールのアドレス変換機能で利用する仮想IPアドレス(公開アドレス)を管理し、自動払い出しをする場合、グローバルIPアドレスのアドレスセットリソースを作成します。
詳細については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「14.6 アドレスセットリソース」を参照してください。
事前準備の詳細については、「付録I 簡単設定モードが行うネットワークデバイスへの自動設定および運用操作」を参照してください。