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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

15.2.1 物理L-Serverテンプレート

物理L-Serverの場合、L-Serverテンプレートは以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LServerTemplates>
  <LServerTemplate name="L-Server#1のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル">
    <Comment>コメント</Comment>
    <FCConnectionPattern>FC接続パターン</FCConnectionPattern>
    <ServerType>サーバ種別</ServerType>
    <Model>モデル名</Model>
    <CPU>
      <CPUPerf>CPU性能</CPUPerf>
      <NumOfCPU>CPU数</NumOfCPU>
    </CPU>
    <Memory>
      <MemorySize>メモリ容量</MemorySize>
    </Memory>
    <Disks>
      <Disk type="ディスクの接続形態">
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
        <DiskSize>ディスク容量</DiskSize>
      </Disk>
    </Disks>
    <CNAs>
      <CNA num_of_functions="ファンクションの数" />
    </CNAs>
    <NICs>
      <NumOfNIC>NIC数</NumOfNIC>
      <NIC>
        <NICIndex>NIC番号</NICIndex>
        <NetworkLinks>
          <NumOfNetworkLinks>1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数</NumOfNetworkLinks>
        </NetworkLinks>
      </NIC>
    </NICs>
    <NICGroups>
      <NICGroup>
        <NICGroupIndex>NIC冗長化グループのインデックス</NICGroupIndex> 
        <NetworkLinks>
          <NumOfNetworkLinks>1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数</NumOfNetworkLinks>
        </NetworkLinks>
        <NICLinks>
          <NICLink>NICの冗長化グループに含まれるNICの番号</NICLink> 
        </NICLinks>
      </NICGroup>
    </NICGroups>
    <Policy>
      <Redundancy>冗長性</Redundancy>
      <Repurpose>サーバの自動解放(true|false)</Repurpose>
      <SpareSelection method="予備サーバ検索論理" />
      <AliveMonitoring>生存監視設定(true|false)</AliveMonitoring>
      <SpareServerForceOFF>使用中の予備サーバを強制OFFして利用(true|false)</SpareServerForceOFF>
      <AllowForceOFF>強制OFFを許可(true|false)</AllowForceOFF>
    </Policy>
  </LServerTemplate>
  <LServerTemplate name="L-Server#2のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル">
  ...
  </LServerTemplate>
</LServerTemplates>
表15.1 物理L-ServerのL-ServerテンプレートのXML指定項目一覧

要素名

説明

取り得る値、または例

L-Serverテンプレート名

(L-ServerTemplate name)

L-Serverテンプレートの名前

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

L-ServerテンプレートID

(L-ServerTemplate id)

L-ServerテンプレートのID

内部の管理情報のため、指定する必要はありません。

ラベル

(L-ServerTemplate label)

L-Serverテンプレートのラベル

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。

コメント

(Comment)

L-Serverテンプレートのコメント

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。

FC接続パターン

(FCConnectionPattern)

FC接続パターンファイル

下記ディレクトに配置したFC接続パターンファイルのファイル名を指定します。(拡張子.rcxpropは除く)

FC接続パターンファイルの詳細は、「導入ガイド CE」の「7.1 定義ファイルの作成」を参照してください。

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern

FC接続パターンファイルのファイル名は先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列で定義します。

サーバ種別

(ServerType)

L-Serverに割り当てるサーバの種別

"Physical"を指定します。

モデル名

(Model)

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名を指定します。
サーバのモデル名は、サーバリソースツリーの[リソース詳細]タブの基本情報を確認して指定します。

以下を指定した場合、モデル名は指定できません。

  • CPU性能

  • CPU数

  • メモリ容量

CPU性能

(CPUPerf)

L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能

ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
モデル名を指定した場合、CPU性能は指定できません。

CPU数

(NumOfCPU)

L-Serverに割り当てるサーバのCPU数

"1"以上の整数を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
モデル名を指定した場合、CPU数は指定できません。

メモリ容量

(MemorySize)

L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
モデル名を指定した場合、メモリ容量は指定できません。

Disks

(Disks)

ディスク要素の親要素

ディスク要素の親要素を指定します。

<Disks>
  <DiskIndex>0</DiskIndex>
  <DiskSize>10.0</DiskSize>
</Disks>

ディスクの接続形態

(Disk type)

L-Serverに割り当てるディスクの接続形態

  • FC

    ファイバーチャネル接続のディスクを割り当てる場合に指定します。

  • iSCSI

    iSCSI接続のディスクを割り当てる場合に指定します。

省略時は、"FC"が設定されます。

ディスク番号

(DiskIndex)

L-Serverに割り当てるディスクの番号

(省略可、ディスク容量指定時は省略不可)

"0"から始まる整数を指定します。

0: ブートディスク
0以外: データディスク

ディスクの接続形態で"iSCSI"を指定した場合、"0"を指定してください。
指定できる範囲については、「15.3.1 物理L-Server向け定義情報(XML)」を参照してください。

ディスクの指定が1本もない物理L-Serverは作成できません。L-Serverテンプレートでディスクを指定しない場合、L-ServerのXMLでディスクを1つ以上指定してください。

ディスク容量

(DiskSize)

切り出すディスクの容量

(省略可、ディスク番号指定時は省略不可)

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。

指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。

コンバージド・ネットワーク・アダプターの設定

(CNAs)

UMCを使って、コンバージド・ネットワーク・アダプター(CNA)のファンクション数を拡大する。

(省略時は、UMC未設定)

UMCを使ってCNAのファンクション数を拡大する場合にCNAタグを指定します。

  • num_of_functions="2"、または"4"

    [ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にする場合、[ポートあたりのファンクション数]の数値を指定します。

注意

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にする場合、L-Platformテンプレートで、ファンクション数分のNICを追加してください。

たとえば、オンボードCNAのみ搭載された物理サーバの環境で[ポートあたりのファンクション数]を2に設定する場合、4つのファンクション(2ポート×2ファンクション)に対して、合計4つのNICを設定する必要があります。

NICs

(NICs)

NIC定義の集合

1つ以上のNICタグを指定します。

NIC数

(NumOfNIC)

L-Serverで使用するNIC数

(省略可)

1~32の整数を指定します。

NIC番号

(NICIndex)

L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号

(省略可、NICタグ指定時は省略不可)

0~31の、"0"から始まる整数を指定します。
NIC番号(NICIndex) + 1は、[L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブのネットワーク(NIC)番号に対応しています。

物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。

「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。

NetworkLinks

(NetworkLinks)

ネットワーク数の定義の集合

(省略可)

1つのNumOfNetworkLinksタグを指定します。

省略した場合、NIC、およびNICの冗長化グループに1つのネットワークが設定されます。

1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数

(NumOfNetworkLinks)

1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数

(省略可)

"1"以上の整数を指定します。

省略時は"1"が指定されます。
NumOfNetworkLinksタグは、NetworkLinksタグでくくる必要があります。
NetworkLinksタグの中で、指定できるNumOfNetworkLinksタグは1つです。

NICGroups

(NICGroups)

NICの冗長化グループ定義の集合

(省略可)

NICの冗長化が必要な場合に指定します。

1つ以上のNICGroupタグを指定します。

NICの冗長化グループ

(NICGroup)

NICの冗長化グループ

(省略可、NICGroupsタグ指定時は省略不可)

NICの冗長化グループを指定します。

グループに含まれるNICをNICLinkタグで指定します。

NIC冗長化グループのインデックス

(NICGroupIndex)

NICの冗長化グループのインデックス

(省略可、NICGroupタグ指定時は省略不可)

NICの冗長化グループのインデックスを指定します。

NICGroupごとに指定します。
"0"からの連番で指定してください。

NICLinks

(NICLinks)

NIC冗長化グループのNIC定義の集合

2つのNICLinkタグを指定します。

NICの冗長化グループに含まれるNICの番号群

(NICLink)

NICの冗長化グループに含まれるNICの番号

(省略可、NICGroupタグ指定時は省略不可)

NICの冗長化グループに含まれるNICの番号を指定します。

NICが複数ある場合、NICの番号ごとにNICLinkを指定してください。
冗長化の組を指定します。
NIC番号は、グループ間で共有できません。

物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。

「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。

冗長性

(Redundancy)

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性

(省略可)

  • None

    なし

  • HA

    冗長化する場合に指定します。

省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"None"が設定されます。
冗長性については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

サーバの自動解放

(Repurpose)

電源OFF時のサーバの自動解放

(省略可)

L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。

  • 自動的に解放する場合

    "true"を指定します。

  • 自動的に解放しない場合

    "false"を指定します。

省略時は、値が設定されません。この場合、L-Serverを作成する際に、定義ファイルに設定された値が使用されます。
定義ファイルについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.8.1 導入」を参照してください。

予備サーバ検索論理

(SpareSelection method)

予備サーバの検索論理

(省略可)

  • name_order

    モデル名の一致したサーバから、物理サーバの名前順で選択されます。

  • keep_spec

    性能値が同等以上、かつ性能差が最も少ないサーバが選択されます。

省略時は、ユーザーが指定したサーバが選択されます。

生存監視設定

(AliveMonitoring)

生存監視の設定

(省略可)

  • 生存監視を有効にする場合

    "true"を指定します

  • 生存監視を無効にする場合

    "false"を指定します

省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。

使用中の予備サーバを強制OFFして利用

(SpareServerForceOFF)

使用中の予備サーバを強制OFFして利用

(省略可)

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、[強制OFFを許可]に"true"が指定されているサーバを強制OFFし、予備サーバとして利用するかどうかを指定します。

  • 利用する場合

    "true"を指定します。

  • 利用しない場合

    "false"を指定します。

省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。

強制OFFを許可

(AllowForceOFF)

ほかのサーバからの強制OFFの許可

(省略可)

予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、電源ON中であってもほかのサーバからの強制OFFを許可するかどうかを指定します。

  • 許可する場合

    "true"を指定します。

  • 許可しない場合

    "false"を指定します。

省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。

  • L-Serverテンプレート

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <LServerTemplate name="template2" label="物理サーバ用">
      <Comment>2010/XX/XX 作成 業務B用</Comment>
      <ServerType>Physical</ServerType>
      <Model>PRIMERGY BX922 S2</Model>
      <Disks>
        <Disk>
          <DiskIndex>0</DiskIndex>
          <DiskSize>40.0</DiskSize>
        </Disk>
      </Disks>
      <Policy>
        <Redundancy>None</Redundancy>
      </Policy>
    </LServerTemplate>
  • L-Serverの詳細情報からL-Serverテンプレートを作成

    以下の情報を変更します。

    • Resourcesタグを削除する

    • LServerタグのnameを変更する

    • LServerタグをLServerTemplateタグへ変更する

    • CPU、CPUArch、CPUPerf、NumOfCPU、MemoryおよびMemorySizeタグを削除する

    • DiskLinkタグとDiskタグのnameを削除する

    • NetworkLinks、NetworkLink、MacAddressおよびIpAddressタグを削除する

    • NICGroup、NICGroupIndex、NetworkLinks、NumOfNetworkLinks、NICLinks、NumOfNICおよびNICIndexタグを必要に応じて追加する

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <LServerTemplate name="P-Server-template" id="WIN-66N8JTJM2BD_2853" label="">
      <Comment></Comment>
      <ServerType>Physical</ServerType>
      <Model>PRIMERGY BX920 S1</Model>
      <BootType>Disk</BootType>
      <Disks>
          <Disk>
            <DiskIndex>0</DiskIndex>
            <DiskSize>20.0</DiskSize>
          </Disk>
      </Disks>
      <NICGroups>
      </NICGroups>
      <NICs>
        <NIC>
          <NICIndex>0</NICIndex>
        </NIC>
      </NICs>
      <HBAs>
        <HBA>
          <HBAIndex>0</HBAIndex>
          <WWN auto="false">20:00:00:17:42:50:00:54</WWN>
        </HBA>
      </HBAs>
      <ExternalIdentifier></ExternalIdentifier>
      <Current>
        <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" />
      </Current>
      <ExternalProfile/>
      <Policy>
        <Redundancy>None</Redundancy>
        <Positioning>Fixed</Positioning>
        <Exclusion></Exclusion>
        <Priority>128</Priority>
        <Repurpose>false</Repurpose>
        <Alivemonitoring>false</AliveMonitoring>
      </Policy>
      <Status>
        <ResourceStatus>stop</ResourceStatus>
        <PowerStatus>off</PowerStatus>
        <AllocationStatus>attached</AllocationStatus>
        <MaintenanceMode>active</MaintenanceMode>
        <Resources>allocated</Resources>
        <ServerAllocationStatus>true</ServerAllocationStatus>
        <DiskAllocationStatus>false</DiskAllocationStatus>
        <AddressAllocationStatus>true</AddressAllocationStatus>
      </Status>
      <From>
        <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" />
      </From>
      <Spare>
      </Spare>
    </LServerTemplate>