物理L-Serverの場合、L-Serverテンプレートは以下のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplates> <LServerTemplate name="L-Server#1のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル"> <Comment>コメント</Comment> <FCConnectionPattern>FC接続パターン</FCConnectionPattern> <ServerType>サーバ種別</ServerType> <Model>モデル名</Model> <CPU> <CPUPerf>CPU性能</CPUPerf> <NumOfCPU>CPU数</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>メモリ容量</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk type="ディスクの接続形態"> <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex> <DiskSize>ディスク容量</DiskSize> </Disk> </Disks> <CNAs> <CNA num_of_functions="ファンクションの数" /> </CNAs> <NICs> <NumOfNIC>NIC数</NumOfNIC> <NIC> <NICIndex>NIC番号</NICIndex> <NetworkLinks> <NumOfNetworkLinks>1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数</NumOfNetworkLinks> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> <NICGroups> <NICGroup> <NICGroupIndex>NIC冗長化グループのインデックス</NICGroupIndex> <NetworkLinks> <NumOfNetworkLinks>1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数</NumOfNetworkLinks> </NetworkLinks> <NICLinks> <NICLink>NICの冗長化グループに含まれるNICの番号群</NICLink> </NICLinks> </NICGroup> </NICGroups> <Policy> <Redundancy>冗長性</Redundancy> <Repurpose>サーバの自動解放(true|false)</Repurpose> <SpareSelection method="予備サーバ検索論理" /> <AliveMonitoring>生存監視設定(true|false)</AliveMonitoring> <SpareServerForceOFF>使用中の予備サーバを強制OFFして利用(true|false)</SpareServerForceOFF> <AllowForceOFF>強制OFFを許可(true|false)</AllowForceOFF> </Policy> </LServerTemplate> <LServerTemplate name="L-Server#2のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル"> ... </LServerTemplate> </LServerTemplates> |
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
L-Serverテンプレート名 (L-ServerTemplate name) | L-Serverテンプレートの名前 | 先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。 |
L-ServerテンプレートID (L-ServerTemplate id) | L-ServerテンプレートのID | 内部の管理情報のため、指定する必要はありません。 |
ラベル (L-ServerTemplate label) | L-Serverテンプレートのラベル (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。 |
コメント (Comment) | L-Serverテンプレートのコメント (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。 |
FC接続パターン (FCConnectionPattern) | FC接続パターンファイル | 下記ディレクトに配置したFC接続パターンファイルのファイル名を指定します。(拡張子.rcxpropは除く) FC接続パターンファイルの詳細は、「導入ガイド CE」の「7.1 定義ファイルの作成」を参照してください。 【Windowsマネージャー】 【Linuxマネージャー】 FC接続パターンファイルのファイル名は先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列で定義します。 |
サーバ種別 (ServerType) | L-Serverに割り当てるサーバの種別 | "Physical"を指定します。 |
モデル名 (Model) | L-Serverに割り当てるサーバのモデル名 | L-Serverに割り当てるサーバのモデル名を指定します。 以下を指定した場合、モデル名は指定できません。
|
CPU性能 (CPUPerf) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能 | ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
CPU数 (NumOfCPU) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU数 | "1"以上の整数を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
メモリ容量 (MemorySize) | L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量 | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
Disks (Disks) | ディスク要素の親要素 | ディスク要素の親要素を指定します。 <Disks> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>10.0</DiskSize> </Disks> |
ディスクの接続形態 (Disk type) | L-Serverに割り当てるディスクの接続形態 |
省略時は、"FC"が設定されます。 |
ディスク番号 (DiskIndex) | L-Serverに割り当てるディスクの番号 (省略可、ディスク容量指定時は省略不可) | "0"から始まる整数を指定します。 0: ブートディスク ディスクの接続形態で"iSCSI"を指定した場合、"0"を指定してください。 ディスクの指定が1本もない物理L-Serverは作成できません。L-Serverテンプレートでディスクを指定しない場合、L-ServerのXMLでディスクを1つ以上指定してください。 |
ディスク容量 (DiskSize) | 切り出すディスクの容量 (省略可、ディスク番号指定時は省略不可) | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。 |
コンバージド・ネットワーク・アダプターの設定 (CNAs) | UMCを使って、コンバージド・ネットワーク・アダプター(CNA)のファンクション数を拡大する。 (省略時は、UMC未設定) | UMCを使ってCNAのファンクション数を拡大する場合にCNAタグを指定します。
注意 [ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にする場合、L-Platformテンプレートで、ファンクション数分のNICを追加してください。 たとえば、オンボードCNAのみ搭載された物理サーバの環境で[ポートあたりのファンクション数]を2に設定する場合、4つのファンクション(2ポート×2ファンクション)に対して、合計4つのNICを設定する必要があります。 |
NICs (NICs) | NIC定義の集合 | 1つ以上のNICタグを指定します。 |
NIC数 (NumOfNIC) | L-Serverで使用するNIC数 (省略可) | 1~32の整数を指定します。 |
NIC番号 (NICIndex) | L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号 (省略可、NICタグ指定時は省略不可) | 0~31の、"0"から始まる整数を指定します。 物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。 例 「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。 |
NetworkLinks (NetworkLinks) | ネットワーク数の定義の集合 (省略可) | 1つのNumOfNetworkLinksタグを指定します。 省略した場合、NIC、およびNICの冗長化グループに1つのネットワークが設定されます。 |
1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数 (NumOfNetworkLinks) | 1つのNIC/NICGroupに設定できるネットワーク数 (省略可) | "1"以上の整数を指定します。 省略時は"1"が指定されます。 |
NICGroups (NICGroups) | NICの冗長化グループ定義の集合 (省略可) | NICの冗長化が必要な場合に指定します。 1つ以上のNICGroupタグを指定します。 |
NICの冗長化グループ (NICGroup) | NICの冗長化グループ (省略可、NICGroupsタグ指定時は省略不可) | NICの冗長化グループを指定します。 グループに含まれるNICをNICLinkタグで指定します。 |
NICの冗長化グループのインデックス (NICGroupIndex) | NICの冗長化グループのインデックス (省略可、NICGroupタグ指定時は省略不可) | NICの冗長化グループのインデックスを指定します。 NICGroupごとに指定します。 |
NICLinks (NICLinks) | NIC冗長化グループのNIC定義の集合 | 2つのNICLinkタグを指定します。 |
NICの冗長化グループに含まれるNICの番号群 (NICLink) | NICの冗長化グループに含まれるNICの番号 (省略可、NICGroupタグ指定時は省略不可) | NICの冗長化グループに含まれるNICの番号を指定します。 NICが複数ある場合、NICの番号ごとにNICLinkを指定してください。 物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を指定します。 例 「設計ガイド CE」の「9.3.5 管理対象サーバへの事前設定」で、ラックマウント型サーバの背面の左端のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"0"を指定してください。 |
冗長性 (Redundancy) | L-Serverに割り当てるサーバの冗長性 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"None"が設定されます。 |
サーバの自動解放 (Repurpose) | 電源OFF時のサーバの自動解放 (省略可) | L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
省略時は、値が設定されません。この場合、L-Serverを作成する際に、定義ファイルに設定された値が使用されます。 |
予備サーバ検索論理 (SpareSelection method) | 予備サーバの検索論理 (省略可) |
省略時は、ユーザーが指定したサーバが選択されます。 |
生存監視設定 (AliveMonitoring) | 生存監視の設定 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。 |
使用中の予備サーバを強制OFFして利用 (SpareServerForceOFF) | 使用中の予備サーバを強制OFFして利用 (省略可) | 予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、[強制OFFを許可]に"true"が指定されているサーバを強制OFFし、予備サーバとして利用するかどうかを指定します。
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。 |
強制OFFを許可 (AllowForceOFF) | ほかのサーバからの強制OFFの許可 (省略可) | 予備サーバプール内のリソースが枯渇している場合、電源ON中であってもほかのサーバからの強制OFFを許可するかどうかを指定します。
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。 |
例
L-Serverテンプレート
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="template2" label="物理サーバ用"> <Comment>2010/XX/XX 作成 業務B用</Comment> <ServerType>Physical</ServerType> <Model>PRIMERGY BX922 S2</Model> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>40.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> </Policy> </LServerTemplate> |
L-Serverの詳細情報からL-Serverテンプレートを作成
以下の情報を変更します。
Resourcesタグを削除する
LServerタグのnameを変更する
LServerタグをLServerTemplateタグへ変更する
CPU、CPUArch、CPUPerf、NumOfCPU、MemoryおよびMemorySizeタグを削除する
DiskLinkタグとDiskタグのnameを削除する
NetworkLinks、NetworkLink、MacAddressおよびIpAddressタグを削除する
NICGroup、NICGroupIndex、NetworkLinks、NumOfNetworkLinks、NICLinks、NumOfNICおよびNICIndexタグを必要に応じて追加する
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="P-Server-template" id="WIN-66N8JTJM2BD_2853" label=""> <Comment></Comment> <ServerType>Physical</ServerType> <Model>PRIMERGY BX920 S1</Model> <BootType>Disk</BootType> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>20.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICGroups> </NICGroups> <NICs> <NIC> <NICIndex>0</NICIndex> </NIC> </NICs> <HBAs> <HBA> <HBAIndex>0</HBAIndex> <WWN auto="false">20:00:00:17:42:50:00:54</WWN> </HBA> </HBAs> <ExternalIdentifier></ExternalIdentifier> <Current> <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" /> </Current> <ExternalProfile/> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> <Exclusion></Exclusion> <Priority>128</Priority> <Repurpose>false</Repurpose> <Alivemonitoring>false</AliveMonitoring> </Policy> <Status> <ResourceStatus>stop</ResourceStatus> <PowerStatus>off</PowerStatus> <AllocationStatus>attached</AllocationStatus> <MaintenanceMode>active</MaintenanceMode> <Resources>allocated</Resources> <ServerAllocationStatus>true</ServerAllocationStatus> <DiskAllocationStatus>false</DiskAllocationStatus> <AddressAllocationStatus>true</AddressAllocationStatus> </Status> <From> <PhysicalServer name="chassis4-2" id="WIN-66N8JTJM2BD_83" /> </From> <Spare> </Spare> </LServerTemplate> |