名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm storagemgr - ストレージ管理製品の操作
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm storagemgr - ストレージ管理製品の操作
形式
rcxadm storagemgr register -name name -soft_name soft_name [-label label] [-comment comment] [-soft_url url] [-ip ipaddress] [-port number] [-user_name user_name] [-passwd password|-passwd_file password_file]
rcxadm storagemgr list [-verbose]
rcxadm storagemgr show -name name
rcxadm storagemgr unregister -name name
rcxadm storagemgr modify -name name [-label label] [-comment comment] [-soft_url url] [-ip ipaddress] [-port number] [-user_name user_name] [-passwd password|-passwd_file password_file]
機能説明
rcxadm storagemgrは、ストレージ管理製品を操作するためのコマンドです。
サブコマンド
ストレージ管理製品を登録します。
ストレージ管理製品の一覧情報を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ストレージ管理製品名 |
LABEL | ストレージ管理製品のラベル |
COMMENT (注) | ストレージ管理製品のコメント |
SOFT NAME | ストレージ管理製品の名前 |
STATUS | ストレージ管理製品の状態 |
IP ADDRESS (注) | ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレス |
PORT (注) | ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号 |
注) オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。
ストレージ管理製品の詳細情報を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ストレージ管理製品名 |
LABEL | ストレージ管理製品のラベル |
COMMENT | ストレージ管理製品のコメント |
SOFT NAME | ストレージ管理製品の名前 |
VERSION | ストレージ管理製品のバージョン |
URL | ストレージ管理製品にアクセスするためのURL |
IP ADDRESS | ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレス |
PORT NUMBER | ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号 |
STATUS | ストレージ管理製品の状態 |
USER NAME | ストレージ管理製品のユーザーID |
PASSWORD | ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワード |
ストレージ管理製品の登録を解除します。
注意
ストレージ管理製品の登録を解除する場合、rcxadm image listコマンドを実行し、以下のすべての条件に該当するクローニングイメージが存在しないことを確認してください。
libvirtのストレージプールに対応する仮想ストレージリソースに作成されたクローニングイメージ
格納先種別が"Virtual Disk"のクローニングイメージ
これらのすべての条件に該当するクローニングイメージが存在する場合、事前に削除してください。
クローニングイメージの削除方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.5.4 削除」を参照してください。
ストレージ管理製品の以下を変更します。
ラベル
コメント
IPアドレス
ポート番号
ユーザー名
パスワード
ストレージ管理製品がESCの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-ip
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
ストレージ管理製品がNavisphereの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-ip
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
ストレージ管理製品がSolutions Enablerの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-ip
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
ストレージ管理製品がFalconStor NSSの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-port
ストレージ管理製品が以下の場合、本コマンドでは変更できないためエラーになります。
VMware vCenter Server
SCVMM
Oracle VM Manager
iSCSI controller for Resource Orchestrator
ストレージ管理製品がlibvirtの場合、以下のオプションを設定するとエラーになります。
-port
-soft_url
ストレージ管理製品がzfsの場合、以下のオプションを設定するとエラーになります。
-soft_url
オプション
nameには、操作対象のストレージ管理製品のリソース名を指定します。
soft_nameには、ストレージ管理製品を指定します。指定できる名前は以下のどれかです。
ETERNUS SF Storage Cruiserの場合
"esc"を指定します。
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-ip
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
Data ONTAPの場合
"ontap"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
PRIMECLUSTER GDSの場合
"gds"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
Navisphereの場合
"emcns"を指定します。
-ipを指定しないと、エラーになります。
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
Solutions Enablerの場合
"emcse"を指定します。
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-ip
-port
-user_name
-passwd
-passwd_file
Citrix XenServerの場合
"xen"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
FalconStor NSSの場合
"nss"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-port
RHEL-KVMにおいてNAS環境を利用する場合
"libvirt"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-port
-soft_url
Solarisゾーンにおいてzfsのストレージプールを利用する場合
"zfs"を指定します。
以下のオプションを指定しないとエラーになります。
-ip
-user_name
-passwd
-passwd_file
さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。
-soft_url
urlには、ストレージ管理製品にアクセスするためのURLを指定します。
ストレージ管理製品がETERNUS SF Storage Cruiser 14.2の場合
-soft_name escを指定し、ETERNUSを1台だけ管理している場合、該当するETERNUSのETERNUSmgrのURLを指定します。
ETERNUSを複数台管理している場合、-soft_urlを指定しないでください。
ストレージ管理製品がETERNUS SF Storage Cruiser 15の場合
ETERNUS SFの運用管理サーバのURLを指定します。
指定するURLの詳細は、「ETERNUS SF Express 15.0/Storage Cruiser 15.0/AdvancedCopy Manager 15.0 Webコンソール説明書」を参照してください。
ETERNUSを1台だけ管理している場合、ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2と同じ方法でも指定できます。
ipaddressには、ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレスを指定します。
-soft_name nssを指定し、FalconStor NSSをインストールしたStorage Serverが二重化されている場合、指定するIPアドレスはHeartbeat IP AddressではなくVirtual IP Addressを指定する必要があります。
numberには、ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号を指定します。
user_nameには、ストレージ管理製品のユーザーIDを指定します。
-soft_name ontapを指定した場合、rootを指定します。
passwordには、ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワードを指定します。
password_fileには、ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワードファイルを指定します。管理サーバを管理者以外のユーザーが利用できる場合、ほかのユーザーの発行したコマンドの引数が参照できるため、-passwdコマンドのように引数でパスワードを指定するのは危険です。-passwd_fileを利用してください。
パスワードを定義したファイルには、1行ごとにユーザー名とパスワードをカンマ(",")で区切って並べてください。-user_nameで指定したユーザー名の行に書かれているパスワードを登録します。
詳細情報を表示する場合に指定します。
labelには、変更後のラベルを指定します。
commentには、変更後のコメントを指定します。
必要な権限・実行環境
必要ありません。
管理サーバ
使用例
ストレージ管理製品の一覧情報を一覧表示する場合
>rcxadm storagemgr list <RETURN>
NAME LABEL SOFT NAME STATUS
---- ----- --------- ------
esc00 - ETERNUS SF Storage Cruiser normal |
ストレージ管理製品の一覧情報を詳細表示する場合
>rcxadm storagemgr list -verbose <RETURN> NAME LABEL COMMENT SOFT NAME STATUS IP ADDRESS PORT ---- ----- ------- --------- ------ ---------- ---- esc00 - - ETERNUS SF Storage Cruiser normal - - |
ストレージ管理製品の詳細情報を表示する場合
>rcxadm storagemgr show -name esc00 <RETURN>
Name: esc00
Label:
Comment:
Soft name: ETERNUS SF Storage Cruiser
Version: 14.2
URL:
IP address:
Port number:
Status: normal
User name:
Password: |
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
正常に処理されました。
エラーが発生しました。