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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

5.17 rcxadm storagemgr

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダ\SVROR\Manager\bin\rcxadm storagemgr - ストレージ管理製品の操作

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm storagemgr - ストレージ管理製品の操作


形式

rcxadm storagemgr register -name name -soft_name soft_name [-label label] [-comment comment] [-soft_url url] [-ip ipaddress] [-port number] [-user_name user_name] [-passwd password|-passwd_file password_file]
rcxadm storagemgr list [-verbose]
rcxadm storagemgr show -name name
rcxadm storagemgr unregister -name name
rcxadm storagemgr modify -name name [-label label] [-comment comment] [-soft_url url] [-ip ipaddress] [-port number] [-user_name user_name] [-passwd password|-passwd_file password_file]

機能説明

rcxadm storagemgrは、ストレージ管理製品を操作するためのコマンドです。


サブコマンド

register

ストレージ管理製品を登録します。

list

ストレージ管理製品の一覧情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表5.9 ストレージ管理製品の情報

項目名

内容

NAME

ストレージ管理製品名

LABEL

ストレージ管理製品のラベル

COMMENT (注)

ストレージ管理製品のコメント

SOFT NAME

ストレージ管理製品の名前

STATUS

ストレージ管理製品の状態

IP ADDRESS (注)

ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレス

PORT (注)

ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号

注) オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

show

ストレージ管理製品の詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表5.10 ストレージ管理製品の詳細情報

項目名

内容

NAME

ストレージ管理製品名

LABEL

ストレージ管理製品のラベル

COMMENT

ストレージ管理製品のコメント

SOFT NAME

ストレージ管理製品の名前

VERSION

ストレージ管理製品のバージョン

URL

ストレージ管理製品にアクセスするためのURL

IP ADDRESS

ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレス

PORT NUMBER

ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号

STATUS

ストレージ管理製品の状態

USER NAME

ストレージ管理製品のユーザーID

PASSWORD

ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワード

unregister

ストレージ管理製品の登録を解除します。

注意

ストレージ管理製品の登録を解除する場合、rcxadm image listコマンドを実行し、以下のすべての条件に該当するクローニングイメージが存在しないことを確認してください。

  • libvirtのストレージプールに対応する仮想ストレージリソースに作成されたクローニングイメージ

  • 格納先種別が"Virtual Disk"のクローニングイメージ

これらのすべての条件に該当するクローニングイメージが存在する場合、事前に削除してください。
クローニングイメージの削除方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.5.4 削除」を参照してください。

modify

ストレージ管理製品の以下を変更します。

  • ラベル

  • コメント

  • IPアドレス

  • ポート番号

  • ユーザー名

  • パスワード

ストレージ管理製品がESCの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。

  • -ip

  • -port

  • -user_name

  • -passwd

  • -passwd_file

ストレージ管理製品がNavisphereの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。

  • -ip

  • -port

  • -user_name

  • -passwd

  • -passwd_file

ストレージ管理製品がSolutions Enablerの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。

  • -ip

  • -port

  • -user_name

  • -passwd

  • -passwd_file

ストレージ管理製品がFalconStor NSSの場合、以下のオプションを指定するとエラーになります。

  • -port

ストレージ管理製品が以下の場合、本コマンドでは変更できないためエラーになります。

  • VMware vCenter Server

  • SCVMM

  • Oracle VM Manager

  • iSCSI controller for Resource Orchestrator

ストレージ管理製品がlibvirtの場合、以下のオプションを設定するとエラーになります。

  • -port

  • -soft_url

ストレージ管理製品がzfsの場合、以下のオプションを設定するとエラーになります。

  • -soft_url


オプション

-name name

nameには、操作対象のストレージ管理製品のリソース名を指定します。

-soft_name soft_name

soft_nameには、ストレージ管理製品を指定します。指定できる名前は以下のどれかです。

  • ETERNUS SF Storage Cruiserの場合

    "esc"を指定します。

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -ip

    • -port

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • Data ONTAPの場合

    "ontap"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • PRIMECLUSTER GDSの場合

    "gds"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • Navisphereの場合

    "emcns"を指定します。

    -ipを指定しないと、エラーになります。

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -port

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • Solutions Enablerの場合

    "emcse"を指定します。

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -ip

    • -port

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • Citrix XenServerの場合

    "xen"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

  • FalconStor NSSの場合

    "nss"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -port

  • RHEL-KVMにおいてNAS環境を利用する場合

    "libvirt"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -port

    • -soft_url

  • Solarisゾーンにおいてzfsのストレージプールを利用する場合

    "zfs"を指定します。

    以下のオプションを指定しないとエラーになります。

    • -ip

    • -user_name

    • -passwd

    • -passwd_file

    さらに、以下のオプションを指定するとエラーになります。

    • -soft_url

-soft_url url

urlには、ストレージ管理製品にアクセスするためのURLを指定します。

  • ストレージ管理製品がETERNUS SF Storage Cruiser 14.2の場合

    -soft_name escを指定し、ETERNUSを1台だけ管理している場合、該当するETERNUSのETERNUSmgrのURLを指定します。

    ETERNUSを複数台管理している場合、-soft_urlを指定しないでください。

  • ストレージ管理製品がETERNUS SF Storage Cruiser 15の場合

    ETERNUS SFの運用管理サーバのURLを指定します。

    指定するURLの詳細は、「ETERNUS SF Express 15.0/Storage Cruiser 15.0/AdvancedCopy Manager 15.0 Webコンソール説明書」を参照してください。

    ETERNUSを1台だけ管理している場合、ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2と同じ方法でも指定できます。

-ip ipaddress

ipaddressには、ストレージ管理製品にアクセスするためのIPアドレスを指定します。

-soft_name nssを指定し、FalconStor NSSをインストールしたStorage Serverが二重化されている場合、指定するIPアドレスはHeartbeat IP AddressではなくVirtual IP Addressを指定する必要があります。

-port number

numberには、ストレージ管理製品にアクセスするためのポート番号を指定します。

-user_name user_name

user_nameには、ストレージ管理製品のユーザーIDを指定します。

-soft_name ontapを指定した場合、rootを指定します。

-passwd password

passwordには、ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワードを指定します。

-passwd_file password_file

password_fileには、ストレージ管理製品のユーザーIDのパスワードファイルを指定します。管理サーバを管理者以外のユーザーが利用できる場合、ほかのユーザーの発行したコマンドの引数が参照できるため、-passwdコマンドのように引数でパスワードを指定するのは危険です。-passwd_fileを利用してください。
パスワードを定義したファイルには、1行ごとにユーザー名とパスワードをカンマ(",")で区切って並べてください。-user_nameで指定したユーザー名の行に書かれているパスワードを登録します。

-verbose

詳細情報を表示する場合に指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-comment comment

commentには、変更後のコメントを指定します。


必要な権限・実行環境

権限

必要ありません。

実行環境

管理サーバ


使用例

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

0以外

エラーが発生しました。