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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

5.3 rcxadm agtctl

名前

【Windows】【Hyper-V】
インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm agtctl - エージェントの管理

【Linux】【VMware】【Xen】【KVM】
/opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl - エージェントの管理

【Solaris】
/opt/FJSVrcvat/bin/rcxadm agtctl - エージェントの管理


形式

rcxadm agtctl start
rcxadm agtctl stop
rcxadm agtctl modify -manager ip
rcxadm agtctl snap [-dir directory] [-full]

機能説明

rcxadm agtctlは、エージェントの起動、停止や、調査資料の採取、エージェントに登録されているマネージャーの管理IPアドレスの変更を行うコマンドです。

エージェントの起動と停止については、「運用ガイド CE」の「2.2 エージェントの起動と停止」を参照してください。
調査資料の採取については、「トラブルシューティング集」の「1.2.1 初期調査資料の採取」と「1.2.2 詳細調査資料の採取」を参照してください。
マネージャーの管理IPアドレス変更については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「6.1 管理IPアドレスの変更」を参照してください。


サブコマンド

start

エージェントを起動します。

stop

エージェントを停止します。

modify 【物理サーバ】【Hyper-V】

エージェントに登録されているマネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。

snap

管理対象サーバの調査資料を採取します。

採取された調査資料は、以下の拡張子の圧縮ファイルになります。

【Windows】【Hyper-V】
rcxtssnap_サーバ名.jar

【Linux】【Solaris】【VMware】【Xen】【KVM】
調査資料は、bzip2、gzipまたはcompressコマンドのうち、採取元になるサーバにインストールされているものを使用して圧縮するため、名前は以下のどれかになります。
圧縮率の高い順(bzip2 -> gzip -> compress)でコマンドの存在を確認し、使用します。

  • bzip2で圧縮

    rcxtssnap_サーバ名.tar.bz2

  • gzipで圧縮

    rcxtssnap_サーバ名.tar.gz

  • compressで圧縮

    rcxtssnap_サーバ名.tar.Z


オプション

modify指定時、以下のオプションが指定できます。

-manager ip

変更後のマネージャーのIPアドレスを指定します。


snap指定時、以下のオプションが指定できます。

-dir directory(省略可)

directoryには、採取した資料を格納するフォルダーを指定します。
本オプションを省略した場合、以下のフォルダー(ディレクトリ)配下に格納されます。

【Windows】【Hyper-V】
TEMP環境変数に設定されているフォルダー

【Linux】【Solaris】【VMware】
/tmp

注意

  • dirとTEMP環境変数に絶対パスを指定する場合

    採取した資料を格納するフォルダーに指定できる絶対パスの文字列の長さは、100バイトまでです。100バイトよりも長い文字列を指定すると、メッセージ番号 67131またはメッセージ番号 67265が表示され、調査資料を採取できません。

  • dirとTEMP環境変数に相対パスを指定する場合

    指定した相対パスを絶対パス(Windowsの8.3形式(注)で計算)にしたときの、パスの文字列の長さが100バイトを超えないフォルダーを、採取した資料を格納するフォルダーに指定してください。Windowsの8.3形式に変換した絶対パスが100バイトを超える場合、調査資料が正しく採取されません。このとき、コマンドが出力するメッセージ番号 67131がエラーログに記録されます。

    注) ファイル名部分が最大で8文字、拡張子部分が最大で3文字とする規則

  • 採取した資料を格納するフォルダー名には、以下の記号を含むフォルダー名は指定できません。

    """、"|"、"*"、"?"、"/"、"<"、">"、","、"%"、"&"、"^"、"="、"!"、";"

【Windows】【Hyper-V】

  • フォルダーを相対パスで指定する場合、以下のように".\"を先頭に追加して指定してください。

    -dir .\フォルダー

-full(省略可)

初期調査資料だけで問題の原因を特定できなかった場合に必要な管理対象サーバの詳細調査資料を採取します。
本オプションを指定した場合、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションを指定する必要はありません。


必要な権限・実行環境

権限

OSの管理者

実行環境

管理対象サーバ


終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

0以外

エラーが発生しました。